第152話 VS傭兵国家マナセル(その3)
傭兵国家マナセルにて、傭兵国家マナセルのギルド長である国王が、兵隊を連れて俺達を襲って来たので、俺は怒って対立。
妻達も怒って蹂躙した。
パライド「止めろ! 止めてくれー!
逃げてる人を襲う事は無いだろう!」
「断る! この国と俺達の戦争だろう! 撤退した敵を追撃しないでどうする。お前は戦争で逃げた敵を追撃しないのか?」
パライド「降参だ! 降参するから止めてくれー!」
俺は攻撃を止めてパライドに近づく。
「降参を受けてやる。俺は無条件降伏以外は認めんぞ。」
パライドは何度も
「みんなー! 攻撃中止!集合!」
妻達が攻撃を止めて集まって来た。
「俺は樹海の王ヒロトだ!この国は樹海王国の傘下とする。」
パライド「え!」
パライドは絶句。
周りの傭兵は身構えた。
「ほう。まだやる気か?もう手加減はしないぞ。」
妻達を見る。
「みんな。手加減なしだ。」
ルシーが不死王になり、どす黒い禍々しい魔力と邪気が、一気にこの国を覆った。周りで身構えた兵士達も都市中の人達も、力が一気に抜けて
勿論同時に左手のレイが精霊王として出現し清らかで神聖な精霊力で仲間を優しく包み込む。
リザが霊亀になる。
コボミが麒麟になる。
ハクが応龍になる。
ハピが鳳凰になる。
4人はパライドを取り囲む。
ヒナ、サクラが戦闘服に変わり俺の両脇につく。
サクラの左にアリアが立っている。
その脇にはヌエのライゾウが具現化している。
パライド「不死王、精霊王、四霊獣、深淵の魔女・・・。」
パライドは唖然としている。
ヒナの右にはスパが具現化した。
スパ「他国の密偵は全て始末しました。今回の事が密偵から他国に漏れる事は無いでしょう。」
スパがいないと思ったら、そんなことをしてたのね。
パライド「え!」
「スパ、ご苦労様。パライド、まだ戦争を続けるのか?」
パライド「もう戦争をする気はありません。この方々がエルフと精霊を殲滅したのですね。」
「若干異なるが、まあ中心メンバーではあるな。」
パライド「それで今後はどの様にすればよいでしょうか?」
「全く考えてない。元々観光で来たんだ。売られた喧嘩を買っただけだ。取り合えず、サクラ結界を張って。」
サクラ「はーい。」
サクラは箒に乗って飛び立った。
「ヒナはダンジョン化してね。」
ヒナ「はーい。」
ヒナは傭兵国家マナセルをダンジョン化すると戦闘で壊れた建物等を一瞬で復旧した。
パライドは目を白黒させている。
「死体はどしようかな?」
ルシー「この国を占領下に置くために兵士は必要でしょう。」
「なるほど、そうだね。ルシーに任せた。」
ルシーは死霊魔法で死体をアンデットとして蘇らせた。
アンデット達は起き上がり、ルシーの指示で整列する。
「パライド、後で外交担当の者をよこす。その者に従え。」
パライドはルシーの魔力に何とか耐えながら答える。
パライド「承知しました。」
「後は占領軍として管理者を置いておこうか。馬鹿なことを考えないようにな!」
チラッとパライドを見る。
パライドは
「ルシー、そのくらいで勘弁してやろうよ。」
ルシー「はーい。」
ルシーの魔力と邪気は消え去った。
ダークエルフの将軍グレンシーとその精鋭達を召喚する。
グレンシー「お呼びいただきありがとうございます。」
「将軍グレンシー、傭兵国家マナセルを傘下に入れた。駐留して監視していてくれ。このアンデット達は元敵の兵士達だ。自由に使ってよい。」
グレンシー「承知しました。」
「副将軍の誰かを駐留させよう。誰か派遣してくれ。駐留する人数も任せる。後でアキートをよこすから統治内容はその時に決めろ。さっき戦争して無条件降伏しているので、統治内容はこちらの自由だ。俺達は疲れたから帰る。後は宜しくな。」
グレンシー「承知しました。この者がこの国の代表ですね。」
「そうだ。」
グレンシーは、パライドを見る。
パライド「傭兵国家マナセルの代表パライドと申します。」
グレンシー「樹海王国将軍のグレンシーだ。」
グレンシーは俺に向き直る。
グレンシー「ヒロト様、それでは駐留の内容を決めるので、この場を失礼します。」
「うむ。任せた。」
グレンシーは同行している兵士達に向かって指示を出す。
グレンシー「アンデット達を使ってこの都市の治安維持を行え。」
兵士達「はっ!承知しました。」
兵士達とアンデット兵は都市の巡回を始めた。
グレンシー「パライド、取り合えずこの国の内容を詳しく聞こうか。ゆっくり話せる場所に案内せよ。」
パライド「はい。こちらです。」
パライドはグレンシーを案内して傭兵ギルドに向かった。
グレンシーとパライドを見送る。
サクラが箒に乗って戻って来た。
サクラ「結界を張ったよー。」
「よし、一度樹海に帰ろう。その後で商業国家トレセルと魔法国家ソルセルに行こう。」
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