第142話 VSエルフ軍(その6)
荒野はダンジョン機能により元に戻した。
エルフ達の死体はダンジョンに吸収。
エルフ達の武器や防具、魔道具等は回収した。
砦も元の荒野に戻した。
解放した精霊達は世界樹のもと移り住む。
自由を手に入れた精霊達は嬉しそうだ。
今回の戦いは四霊獣結界の外側で行われた為、連合軍の密偵が戦争を監視していた。
威嚇行為も兼ねてるので、連合軍の密偵達には手を出さず、自由に泳がせている。
深刻な食料不足もある中で、うちの戦力を見てもまだ戦う意思があるかね。
戦争に参加されると色々面倒なので、四霊獣結界とは別にサクラに魔道具の結界を張って貰ったが、連合軍は様子見で戦闘に合流するつもりはなかったようで、無駄になったか。
以前各領地毎に張っていた魔道具の結界は、四霊獣結界の完成と共に不要になったので撤去している。
その魔道具を利用している為、コストは最小で済んでいる。
残すのは精霊の森。
精霊達はライゾウ以外は世界樹のもとに帰す。
朱雀、玄武、青龍、白虎の四聖獣も、四聖獣結界の塔に戻っている。
今回解放した精霊達を樹海に連れていく事になったからだ。
一度樹海に来てもらって、その後ここに住むか、他のところで生活するか決めて貰う事にした。
俺を含めた以下のメンバーはそのまま精霊の森に向かう。
人化したヨルムンガンドのリザルド。
ヌエのライゾウ。
コボルトエンペラーのコボ1。
ケルベロスのコボ2
スペクターエンペラーのコボ4。
コボルトエンペラーのコボ5。
四霊獣の4人。
応龍のハク。麒麟のコボミ。
鳳凰のハピ。霊亀のリザ。
アリアロボはハクの異次元に収納し、ライゾウに乗ってるアリア。
箒に乗ってる魔女のサクラ。
吸血鬼真祖のヒナ。
隠蔽で見えないアラクネエンプレスのスパ。
不死王のルシー。
精霊王のレイ。
樹海の王で人間の俺ヒロト。
左目アイ。背中スラオ。左腰ムラマサ。
コボミの背中に乗っている。
後ろにリザが人化して乗ってる。
俺の腰を抱いている。
背中に柔らかいモノが当たってるんだけど・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺達は精霊の森に着いた。
ここまで何の攻撃も無かった。
エルフや精霊の監視すら無い。
連合軍は監視しているようだけどね。
精霊の森は結界で覆われていた。
門番が驚愕してこちらを見ている。
「敗戦の情報が届いていないんだろうね。」
ルシー「包囲殲滅したから、逃げた者がいないんでしょうね。」
なんて話をしていると。
門番「お前ら何者だ!」
門番が槍を向けて叫ぶ。
「樹海王国だ!」
俺が叫ぶと同時にルシーが禍々しい魔力を拡散する。
門番はオロオロしだした。
門番二人のうち一人が報告のためか門の中に入ろうとしたが、コボ4が門番の影から出現し、二人を拘束した。
「おい、逃げるなよ。そこで見てろ。
アリア結界を壊してしまえ。」
ハクが異次元収納からアリアロボを出す。
アリアがロボの頭の中に転移した。
アリアロボは背中の大剣を抜き構える。
大剣を上段から降り下ろす。
エルフの結界は音をたてて壊れた。
大音響の中、俺達はそのまま結界の内側、精霊の森に足を踏み入れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます