第139話 VSエルフ軍(その3)

精霊の森、エルフの集落。


ハイエルフの将軍エリトアが集落に帰って来た。


元精霊王とエルフ王は出陣の準備をしている。


エルフ王「エリトアよ、戻ってすぐの出陣ですまないが、よろしく頼む。」


エリトア「遠征は散歩と変わりませんでした。全く問題ありません。樹海の件、承知しました。必ずや世界樹をエルフに元に戻しましょう。」


エルフ王「頼もしい限りだ。」


エルフ王「皆のもの!此度のいくさは元精霊王の助成により、新たに精霊契約を全員に実施する事となった。」


エルフ兵達「おおお!」


エルフ王「樹海に進軍し世界樹を取り戻すのだ!」


エルフ兵達「うおおおおおおお!」


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念話でエルフの集落の様子を見ていた俺達。

「さて迎撃メンバーだが、俺達と精霊達、コボミ兄弟は決定として・・・。」


サクラ「多分そのメンバーでも充分すぎるわ。むしろ過剰よ。」


「そうかい?」


ルシー「私ひとりでも充分ですよ。」


「ありゃ。あいつらそんなに弱いのか。」


サクラ「いやいや、私たちが強すぎるのよ。

全員ひとりでも充分戦えるよ。

二人以上なら楽勝じゃない?」


ハク「そうねー。私も負ける気はしないわ。」


サクラ「アリアだってねー。ロボがあるし」

サクラはにやにや笑っている。


アリア「うぅ。緊張してきた。」


「んじゃ。レベ上げしたい者を見学にして、俺達と精霊達、コボミ兄弟で迎撃する事で決定。」


サクラ「アリアロボのデビュー戦だねー。」


アリア「ドキドキするわ。」


ハク「多分、おとうさんも参加希望でしょうね。」


「まあ、お義父さんだからしゃーないか。」


「ところでスパ、あの怪しいエルフはどうだった?」


スパ「魔族の手の者で間違い無いです。

魔族と密会してました。

密会していた魔族も追っています。

しかし、その先はまだ判明しておりません。

ジョローニまで行き着いた時に報告致します。」


「うむ。分かった。」


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エルフ軍が荒野に進軍してきた。

エルフの数は3千。精霊達に乗っている。

精霊達は大小6千はいそうだ。


荒野にダンジョンの機能により即席で砦を構築した。


砦ではレベ上げ希望の見学者が見ている。


その中には、勇者ユイや蛇王リザルドもいる。


リザルドには戦闘参加を許可しているので、タイミングを見て参戦するはずだ。


精霊達とコボルト達の為の戦いであることを理解しているので、一番槍は俺達に任せるつもりだろう。


砦の前に俺達が並んでいる。


解放した精霊達。その数500。

精霊達から1歩前に四聖獣4匹。

白虎、朱雀、玄武、青龍。

その前にヌエのライゾウ。


ライゾウと並んでコボミの兄弟。

コボルトエンペラーのコボ1。

ケルベロスのコボ2

スペクターエンペラーに進化したコボ4。

コボルトエンペラーのコボ5。


ライゾウの上に四霊獣の姿で4人が浮かぶ。

応龍のハク。麒麟のコボミ。

鳳凰のハピ。霊亀のリザ。


四霊獣の横に立つデビュー戦のアリアロボ。

ゴーレムをベースにした身体。

頭の中にアリアが乗る。

アダマンタイト製の黒いフルプレートアーマー。

手には巨大な黒いアダマンタイト製の大剣。

流線型のフォルム。

サイバーゴーグル。

所々に魔道具がついている。

管が身体から手、足に伸びている。


その上に箒に乗っている魔女のサクラ。


その隣に浮かんでる吸血鬼真祖のヒナ。


アリアロボの右肩の上に乗り、今日は姿を見せてるアラクネエンプレスのスパ。


一番前に立っている不死王のルシー。


俺を挟んで隣に精霊王のレイ。


ルシーとレイを両脇に従えて俺。

スパに作って貰った新しい戦闘服を着ている。

黒革ロークラウンのトップハット。

帯の部分はサイバーゴーグル。

黒革のコート。

インナーも黒革、スタンドカラーの服。

軍服にも見える。

ベルト、機械が所々に見える。

メタリックグレーの両手両足は機械仕掛け。


黒い右の瞳と左目に神眼アイの赤い瞳。オッドアイ。


左腰に神刀ムラマサ。


黒革のコートの裏にはスラオがいる。

スラオは触手の様に黒い身体を伸ばし、俺を護衛している。

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