第108話 獣人国VS魔王軍(その7)

獣人国王ライガンは魔王軍四天王で

オーガの剛腕のガランドに討たれた。


グンゴル「全員退却だ!

ガネーシャ領に向かえ!」


グンゴルは殿しんがりについて敵兵と戦う。

一人でも多く逃げられるように

敵を引き付ける。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ガランド軍オーガの女性種である

オーグリスのオーガ兵がガランドに

話しかける。


オーガ兵「ガランド様、

食糧はほとんどありません。」

ガランド「ふむ、

食えるのは獣人どもだけだな。

獣人を食って休憩だ。」

首都は地獄と化していく。


「スパ、もうここの念話は中継止めよう。

見ていられない。

オーガは俺達を食べるんだ。

敵が食糧なんだな。

ヒナとサクラ、死体はダンジョンに吸収、

負傷者はダンジョンの救護部屋に転移を頼む。

あと、ガネーシャ領にくる避難民を、

受け入れる為の施設を

ダンジョンの機能で作成してくれ。」


(デレイズ、至急救護部屋に

救護隊を集合させて、負傷者の受け入れだ。

それから、ガネーシャ領に避難民が

押し寄せるので、受け入れを頼む。

避難民の負傷者も介護部屋に搬送だ。


ライゾウ、回復魔法を使える精霊達を、

救護部屋に行かせて救護を頼む。)


ガネーシャ領で避難民を受け入れる。

次々と避難民がくるが、

ガネーシャ領民、ケットシー、

ウェアウルフ、猿人の民達が

受け入れの支援をしている為、

大きな混乱は起きていない。


コボルト、ゴブリン、オーク、

妖精達が炊きだしや案内など

ボランティア活動をしてくれていて

助かる。

特に妖精達は一生懸命、積極的に

やっているのが見受けられた。

救護隊にも様々な種族が

混在しているので、

戦争後も仲良く出来るだろう。


スパ「ガネーシャから連絡です。

獣人の貴族達から続々と樹海王国の

傘下に入りたいとお願いが来ているそうです。」


「ハク、不便だからちょっと

ガネーシャを連れてきて。」

ハクが転移でガネーシャをつれてくる。


「ガネーシャ、念話で指示したい。

不便なのでおれの眷属になってくれ。」


ガネーシャ「おお、それは

願ってもない事です。

どうぞお願いします。」


ガネーシャを眷属にした。

「後は念話で直接会話出来るな。

獣人の貴族とその領民が傘下に

入るのを許可する。


サクラ、傘下に入った貴族の領地に

結界の魔道具設置とガーゴイルの配備をお願いだ。


ガネーシャ、後は直接サクラと会話してくれ。」


ガネーシャ、サクラ「「承知しました。」」

サクラ「じゃあ取り合えず

ガネーシャはガネーシャ領に転移で戻すね。」

ガネーシャ「有難うございます。

宜しくお願い致します。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


コボミ「ヒロト様、コボ4の遺体って

ありますか?」

「たしかハクの異次元に・・・」

ハク「大切に保管してあるよ。」


コボミ「蘇らせられないかな?」

「そうか!」


コボミ「アンデットになっても

ヒロトの為になりたいはず。」

ルシー「出来るよー」


「ルシー頼む。」

ルシーが死霊魔法でコボ4を蘇らせる。

コボ4がスペクターキングとして蘇った。


コボ4「お!蘇った!」

周りを見渡す。

コボ4「主様、また宜しくお願い致します。」

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