第104話 獣人国VS魔王軍(その3)

「ルシー、魔王軍の四天王でオーガの

豪腕のガランドって頭いいのかな?」

ルシー「馬鹿だよ。」


「だよね~。オーガだもんね。」

ルシー「そそ、ガランド軍には軍師もいないはず。

行き当たりばったり。力任せ。脳筋。」


「ガランド軍の戦略だけど、

始めから戦争時に籠城させないため、

工作員を放って武道大会を提案。

実施が決まったと同時に軍を編成。

開催のタイミングで攻め込む。

良くできた筋書きだ。

ここまではね。

後の計画が見えないけど。」

ルシー「う~ん、腕力馬鹿だけどなぁ。」


「魔王軍で頭いい奴はいるの?」

ルシー「謀略のジョローニ。

アラクネクイーン。意地悪ババア。」


「そいつの筋書きかな?」

ルシー「それっぽいけどね。」


「スパ、どう?

なんか情報ある?」

スパ「ジョローニに関しては

情報が取れていないです。

何処に居るかも分かっていません。

無理に情報取得しようとすれば、

こちらの存在がバレる可能性があり躊躇してます。」


「ふむ、敵に情報が流れる可能性はある?」

スパ「無いと断言はできませんが、

無いと考えています。」


「どういう事?」

スパ「私と同程度の隠密スキルや

情報取得スキルなら流れていません。

しかし私を圧倒的に上回るスキルや

私の全く知らないスキルなら分かりません。

私が調べた範囲では魔王軍に

私を圧倒的に上回る魔物や

私の知らない魔物はいませんでした。」


「んじゃ流れていないと同義だよ。」


「多分、向こうもこちらも情報が取れないんだ。

それで計画は獣人国まで、

って考えると一応は筋が通る。」


ルシー「めんどいね。ヒューって行って、

ドカーンってやっつけちゃえばいいのに!」

「ルシーって感覚派なんだね。」


ルシーは一人でも、

国を潰せちゃうくらいの力があるからなぁ。

人数を揃えたり、戦略を考えなくても

何とかしちゃうんだろうな。


そう考えると、樹海王国は一人でも

数万人に匹敵するようなメンバーが

いるから、前ほど戦略も考えなくても

問題無さそうだな。


数万人に匹敵するメンバーは、

不死王ルシーをはじめ、

精霊王のレイ、

蛇王リザルド、

闇の王デルガ、

死神デステル、

深淵の魔女サクラ、

吸血鬼真祖ヴァンス、

四聖獣の白虎、朱雀、青龍、玄武、

ヌエのライゾウ。


ホワイトエキドナになったハク、

マジックスライムエンペラーのスラオ、

エンシェントドラゴンのリザ、


ハピとスパ、コボミは

キング種だからもうちょっとで、

ヒナは吸血鬼真祖だけど、

へたれだから置いておいて、


エンペラー種も災厄として

国を潰すと言われてるからなぁ。


コボルトエンペラーになった

コボ1、コボ2、コボ5。

オークエンペラーのオク1。

ゴブリンエンペラーのゴブ1。

リザードマンエンペラーの将軍リザルド。

オークエンペラーから

アンデットナイトになった将軍オニバル。


この辺りも一騎当千だよなぁ。

当千と言うか一騎当数万・・だよね。


最悪ガランド軍だって、

『ルシーお願い!』って言えば

片付いちゃいそうだ。

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