第101話 妖精族
俺は城に戻ると妖精族を軟禁している部屋に行った。
「フェルリ、反省して結論はでたか。」
フェルリ「反省しました、謝って済む話ではありませんが、今まで申し訳有りませんでした。」
フェルリ土下座して謝罪した。
「それで、どうする?」
フェルリ「今後、樹海の王の配下に入り、行動することで償わせてください。」
「それは、妖精族の総意か?」
フェルリ「妖精族の総意で御座います。
全員に今までの事を全て話をしました。
その結果で御座います。」
「うむ、良かろう、
我は了承したいと思うが、
精霊達が当事者ゆえに、
精霊の意見に従う事とする。」
ライゾウを召喚し、レイに精霊王形態になるよう念話で伝える。
「レイ、ライゾウどうする。」
レイが精霊王形態で出現。
レイ「謝罪を受けいれましょう。
生半可な仕事では罪を償えない事を肝に命じて一所懸命励みなさい。」
ライゾウ「まあ、諸悪の根源はエルフだからな、謝罪を受けいれる。」
フェルリ「有難う御座いました。誠心誠意尽くします。」
宰相デレイズ、ヒナ、サクラ、
リガント将軍、冒険者ギルド長グレッグを召喚する。
フェルリ「魔女様・・・。」
「妖精族を我の配下に入れる。」
全員に告げて、妖精族に今後の事を話す。
「では、今後について命令する。
フェルリは俺の眷属となってもらう。
フェルリは樹海王国についてデレイズに聞け。
戦士はリガント将軍の配下に入れ。
フェアルはリガント将軍の下で副将軍とする。
ヒナ、サクラは妖精族の集落を元通りにしてくれ。
世界樹の素材は手に入らない事を承知せよ。
その代わりという訳でもないが、
狩りのダンジョンを妖精族に開放する。
サクラ、長老の集落近くにダンジョンの入口を作ってくれ。
狩りのダンジョンについてはグレッグに聞け。」
みんなに命令をして、詳細は個別に相談し内容を詰めるよう指示。
フェルリを眷属とした。
フェルリはステータスが2倍になって驚いていた。
それを見ていたフェアル。
フェアル「畏れ多いのですが、
私も眷属にしていただけないでしょうか。
眷属と成れば王様の期待に更に答える事が
出来ると推察致します。」
「よかろう。」
フェアルも眷属にした。
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「スパ1、状況はどうなっている。」
スパ1「ガランド軍は荒野に入り、
獣人国に向かっております。
獣人国は軍の編成に入り、
領地の各勢力に兵力を要請。
予定通り、ガネーシャは要請を拒絶。
樹海王国の傘下に入った事を公言。
獣人国は慌ててガネーシャの説得のため、
宰相リキンスと将軍グンゴルを
ガネーシャ領に派遣したところです。」
「ガネーシャに事前に承諾を得て、
ガネーシャ領に念話を繋いで
交渉内容をライブ中継してくれ。」
スパ1「ライブ中継?」
「交渉をしているところを
リアルタイムで
スパ1「承知しました。」
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