第88話 獣人国王ライガン(その1)
次の日、獣人国王ライガンとの謁見。
東に建てた『青龍の塔』の謁見の間で会談する予定だ。
リビングでライガンを待つ。
ライガンが来たら青龍の塔に転移するのだ。
ブラルルにコーヒーをいれてもらう。
前回、デレイズがしっかり予習していたからな。
事前に対応策の検討をしておくか。
(デレイズ、獣人族の情報は調べているかい?)
デレイズ(はい、ある程度は調べています。)
(概要を教えて。)
デレイズ(オーク軍に国土を荒らされて、食糧難になっています。
獣人国内の南部はガネーシャ伯爵の領地で我が国の支援がありますので、特に問題は無さそうです。
また、同じ南部のケットシー族、ウェアウルフ族、猿人族の我が国の領地は元々防衛が出来ているので問題ありません。
中央部からは食糧難のため、住民がガネーシャ伯爵領や我が国の領地に流入している状況。
北部はかなり食料が足りていません。
王家が備蓄している食料を放出すれば今年は何とか持つと思います。)
(この前念話で見た時とあまり変わらないね。)
デレイズ(王家が備蓄分の放出を
十分な対価を貰えれば支援する事は
(念話で見たまんまだな。自分で備蓄してる食料を放出しなさいって事だ。それでもダメだったら相談に乗る方向にしよう。有難う。)
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「ところで海岸でBBQをするの計画はどうなった?」
ヒナ「ヒロトが忙しくていけないんでしょ。」
「そうだなー。明日妖精族と会うから、明後日何も無ければ行こうか?」
ヒナ「いいねー。」
サクラ「そんな話があるんだ。行こう行こう。」
ハク「ブラリリルルロロ準備してねー。」
「ブラリリルルロロって、略して逆に言い難くなってない?」
ハク「まあね。」
ブラリリ、ブラルル、ブラロロ「「「了解です。」」」
アスタロト「私もBBQは同行します。ところで獣人国王ライガン様が見えました。」
「了解。謁見の間にいくよ。」
謁見に立ち合うのは、
右手ハク、左手レイ、左目アイ、
身体にスラオ、腰にムラマサ。
リザ、ルシー、ハピは人化。
コボミ、スパは隠蔽。
サクラ、アキート、デレイズ。
ケットシー族長老キャル。
ウェアウルフ族長老ウルズ。
猿人族長老モンタ。
カーバンクルのカイン。
「ちょっとライガンを呼ぶ前に、そういえば昨日アキートに念話で確認出来なくて焦ったので、アキートが良ければ眷属にしたいんだけど。」
アキート「やったぁ。眷属になりたかったんですよ。」
キャル「もし良ければ私もお願いにゃ。」
ウルズ「おい、抜け駆けするな。俺もお願いします。」
モンタ「俺も俺も俺も俺も俺も。」
「おお、みんなOKだよ。」
アキート、キャル、ウルズ、モンタを眷属にした。
「アスタロト、ライガンを呼んできて。」
謁見の間にライガンが入って来た。
ライガンはライオンの獣人。
雄ライオンの顔。たてがみあり。
顔が大きい。
身長250cm。
ガッシリした体格。
茶褐色の体毛。
手足は人間と同じ。
金属製鎧上下とガントレッド、グリーブを装備。
鎧には模様が刻まれており、高級感を醸し出してる。
この前、念話で見た時と同じだ。
左右に従者。
右に豹獣人ジャガル。
この前念話で見た奴だ。
左の熊獣人は初めて見たな。
鑑定してみた。
熊の獣人の名前はグンゴル。
獣人国の将軍。
身長250cm。
四肢は短く、がっしりとしている体型。
茶褐色の体毛。重鎧を装備。
歴戦の強者の風格。
妻達より格段に落ちるけど、
妻達と比べちゃダメか。
少し離れて象獣人のガネーシャが同行していた。
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