第84話 樹海王国会議(その2)

樹海王国会議は続く。


「他の領地からはになにかあるかい?」

キャル「獣人国からヒロト王に面会の要望があります。

復興支援のお願いと思われます。」

グレイア「小人族、妖精族の代表からもヒロト王に面会の要望が有ります。」

コボ5「アーシュ男爵の寄親アラント辺境伯も謁見希望です。」

「全員会おう。明日以降で時期調整してくれ。

デレイズ、調整を頼むぞ。」

デレイズ「承知しました。」


「それからライゾウは精霊族代表を命じる。

精霊の泉に保護している精霊を纏めてね。」

ライゾウ「分かった。アリアの護衛と並行して務めるよ。」


「コボ2は将軍を命じる。

首都である世界樹の里の防衛責任者とする。

リガント将軍の部隊から5千、オニバル将軍の部隊から5千、合わせて1万の兵士を移動させるので指揮を頼む。

補佐の副将軍としてアレオンを付ける。

隊員は全て黒のフルプレートアーマーを着用し、樹海王国内の巡回警備もお願いする。」

アレオンを召喚し、副将軍にした事を伝えそのまま会議に出席。


コボ2「おお!分かりました。期待に応えるよう頑張ります。」

コボ2はケルベロスに進化している。


「ドワンゴ、鍜冶部隊は順調か?

黒のフルプレートアーマーは間に合うか。」

ドワンゴ「間に合います。

実はデルガ様にスペクターキングの伝説の鍜冶名人5名とスペクターの元鍜冶士50名を増員していただいたので、問題ありません。」

「おお!デルガ、有難う。」


「鍜冶ギルドも設立しよう。

全領地の鍜冶士を集めて技術の向上、相互研鑽、規格統一をしよう。

ギルド長は誰がいい?」

ドワンゴ「デルガ様の配下の伝説の鍜冶名人の一人、ドワスト様を推薦します。」

「ドワストに決定だ。ドワストも連れてきて。」

デルガがドワストを召喚。

ドワストに鍛冶ギルドのギルド長を任命した。


「サクラ、錬金術の方は教えてもらってるかね?」

サクラ「ダークエルフの元奴隷グラビスに魔道具作成のノウハウを伝授してるよ。ダークエルフ国からも数名勉強に来てる。ダークエルフ国の錬金術士や他の領地の錬金術士も1ヶ所に集めて開発、作成した方が効率がいいと思う。どうだろう?」

「いいアイデアだね。規格も統一しよう。錬金術ギルドを設立してグラビスをギルド長にする。補佐に誰かいるか。」

「誰かグラビスを呼んできて。」

ハクが転移で連れて来てギルド長になった事を伝える。


デルガ「私の配下に錬金術士の権威リッチのデランチがおります。

また、配下の錬金術士はギルドに加盟させます。」

グレイア「おお!デランチ様ですか!」

サクラ「デランチ殿はデルガのところにいたのか?」


「デランチはなんか有名みたいだね。

グラビスの下では申し訳ないので相談役にしよう。

デルガ、配下の参加も有難う。

デランチ以外でグラビスの補佐になりそうな人選を頼む。」

デルガ「補佐の人選はデランチに任せましょう。」

「いいだろう。」

デルガがデランチを召喚し会議に出席。

デランチにグラビスの補佐の人選を任せた。


「ついでに商人ギルドも創設する。

ショーがギルド長で取り纏め宜しく。」

ショー「承知しました。」


「冒険者ギルドも作っちゃうか。

前にガリア町の副ギルド長を倒したな。

確か元Sランク冒険者だった奴。

名前はグレッグ。アキート知ってる?」

アキート「有名でしっかりした男でした。

ガリア町の冒険者ギルドの実務はグレッグが取り仕切ってました。

町の住民からも信頼されていました。」


「そうか。」

グレッグの遺体をスラオの影から出す。

「デルガ、蘇らせてくれ。」

デルガ「承知しました。」


グレッグはスペクターキングとして蘇った。

「グレッグは冒険者ギルドのギルド長にする。アキート色々説明しておいて。」

「それから、狩り用ダンジョンに出現させる魔物は各ギルド長で相談し、ヒナ、サクラに変更して貰ってね。」


「そういえば、オーク軍に囚われていた者っていなかったの?

誰か知っているひと~。」

ヒナ「私知ってるよー。

エルフ以外は出身地に返したー。

エルフは塔に軟禁中。

そういえば忘れてた。えへw」

「あらら。エルフは精霊解放後、解放しよう。

樹海王国以外にいくこと。

今度出会ったら敵だから容赦しないって伝えて。」

ヒナ「了解ラジャー。」


「他には何かないかい。」


サクラ「私はヒロトの嫁だから王妃で特に問題ないけど、デルガ、デステル、ヴァンスは何か役職が有った方が良いね。」

「ん~。思い付かん。

伯爵とか爵位にしよか。

そもそもみんな配下も多いしね。」

サクラ「いいんじゃない。」

「ん。そうしよう。伯爵で。

デステルにはスパとは別に闇の風や配下の魔物にも働いて貰って、諜報部隊をお願いしよう。スパは情報収集。デステルは情報収集と実働ね。ヤグルを隊長にしよう。」

デステル「承知しました。」


「あと人数が多くなってるけど、巨大な塔が4つあるから住居やギルド用の施設も問題ないよね。デレイスが管理することにして、効率化も考えて割り振って。各ギルド長から施設について要望が有ればヒナかサクラと相談して。デルガ、デステルの配下も塔に住んでいいよ。」


「他にないようなので、今日はここまで。」

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