第83話 樹海王国会議(その1)

ガラード王国から帰った次の日。


眷属達に依頼していた事の状況を確認しないとな。

領地内の状況も確認しようか。

内政要員もそろそろ決まるはずだし、

領地も大きくなったから、

今後の体制も決めておきたいな。

会議だな。主だった者を集めよう。

朝食後、会議室には樹海王国最高幹部のメンバーが集まった。


蛇王国女王リンダ

ダークエルフ国女王グレイア

コボルト領領主コボ1

ゴブリン領領主ゴブ1

オーク領領主オク1

樹海周辺領領主コボ5


ドワーフ族族長ドワンゴ

ケットシー族長老キャル

ウェアウルフ族長老ウルズ

猿人族長老モンタ

サキュバス族長老サキラ

トロル族長老トロボ


外交担当アキート

商会会頭ショー

将軍リガント

将軍オニバル

コボ2

ライゾウ

ビー


エルダーリッチのデルガ

死神のデステル

真祖のヴァンス

執事 アスタロト


相談役

 蛇王リザルト

 カーバンクルのカイン


俺と婚約者達

 ヒロト、ハク、リザ、レイ、コボミ、

 ヒナ、アリア、スパ、ハピ、ルシー、

 サクラ。


各自の報告からスタート。


先ずは樹海周辺領の領主になったコボ5からだ。

「コボルトのコボ5が領主になったけど問題はないか?人間の町だったからね。オークの衛兵達とも問題はないかね?」

コボ5「樹海周辺領は特に問題は有りません。

当初懸念でした人間と魔物間の交流ですが、周辺の村では交流が進んでおり、町では周辺の村出身の住民が多いため、巡回のオークス衛兵とも仲良くしている状況です。」


アリア「補足します。ガリア町からもコボルト領、ゴブリン領に行き商売している住民や各領からガリア町にくる者もおり、交流は進んでいます。」

「それは良かった。人間と魔物が平等に仲良く暮らせるようになったのだね。」


「サクラ、ガーゴイルによる防衛はどうなっている?」

サクラ「周辺の村に狛犬型ガーゴイル、狐型ガーゴイルを始めガーゴイルの配置は完了し、オニバル将軍とオーク軍は世界樹の里に戻りました。」


「オニバル、コボルト牧場とゴブリン農場へのオークの派遣の状況はどうなっている?」

オニバル「オーク軍より、コボルト牧場とゴブリン農場に人員の移動が終わりました。また邪眼とドラゴンをリガント将軍より移動していただき、この通り憑依したことで浮遊、飛行が可能になりました。有難う御座いました。」

オニバルはオッドアイになった顔を向ける。

アンデットナイトも邪眼が憑依できたんだね。

目の奥に光る色が異なるのはちょっと違和感がある。


コボ1「コボルト牧場ではオーク達は問題なく働いております。主に力仕事は任せて効率よく作業し助かっています。」

ゴブ1「ゴブリン農場でも問題ありません。」


「ヒナ、内政要員の調整は進んでいるか?」

ヒナ「宰相候補として元デルガ王国宰相のリッチのデレイズを選出したよー。そしてヴァンス配下である吸血鬼3世代のヴァルトを補佐にしたー。内政官としてゴースト、ホムンクルス、スケルトンの中から適任者を付けてー。更に人選は継続中ね。」


「ヴァルトはコボ5の元で樹海周辺領の宰相になって貰おう。樹海周辺領の安定が喫緊の課題だ。また、デレイズの補佐はアンデット化したガラード王国の宰相を充てよう。名前を聞いて無かったな。」

デルガ「宰相だった者の名前はアテレスです。リッチになりました。」


「ほほう、割りと高位の魔物になったね。」

デルガ「はい、元が優秀でした。

また、アレオン元将軍はスペクターキングとして蘇っており、闇の風は頭領ヤグルがファントムキング、その配下がファントムとして蘇っております。」


「うむ。有難う。

デレイズ、ヴァルト、アテレス、ヤグルも会議に参加させよう。」

デレイズ、ヴァルト、アテレス、ヤグルを召喚し、決定した事を伝えそのまま会議に出席。

ん!デレイズとアテレス、ヤグルはデルガの眷属だよな?

ヴァルトはヴァンスの眷属だし。

何も考えないで召喚したけど、

眷属の眷属も召喚出来たよ。


「サクラ、ダンジョンの管理は出来るようになったかい?」

サクラ「ヒナからダンジョンサブマスターの権限を貰ったので、ダンジョンの作成も修正も出来るようになりました。DPが信じられないくらいあってビックリだよ。流石世界樹!」


「了解、ヒナの負担もかなり減るね。」

ヒナ「減ったよー。楽になったわ。

サクラに色々教えてもらってるし。」

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