第45話 ホムンクルス、オートマタ、オルトロス他

拠点に戻って主要メンバーを召集。


会議だ。報連相は大事だね。


ハク、レイ、ヒナ、リザ、コボミ、アリア、ハピ、スパと婚約した事を伝える。


彼女達はニコニコしながら人化の状態で会議に参加。


次に建国することを伝える。

国名はまだ決めていない。


コボ1、ゴブ1、オク1はコボルトキング、ゴブリンキング、オークキングにそれぞれ進化。各種族の長となるので領主とした。


ヒナはダンジョンの領主、及び内政を任せる。

うちの内政はダンジョン頼りだからね。

異世界転移者として内政チートを期待。

アキート商会使用人を数名補佐につける。

ホムンクルス、オートマタ、ゴブリン3匹のダンジョンに従属している魔物は当然ここに配置。


ホムンクルス。

錬金術で作り出された人造人間。

姿形は人間と変わらない。

息もしてるし、血も通う。

凄く頭もいい。

しかし、感情はあまりない。

泣いたり怒ったり笑ったりすることは殆ど無い。

良く言えばいつも冷静沈着。

官僚には向いているね。


オートマタ。

自動人形。

材質によって力や動きの速さが異なる。

重い金属製の者は重いので動作は鈍いが力持ち。

軽い木製の者は動きは速いが力はそこそこ。

今回は戦闘用ではないので木製をダンジョンポイントで交換。

命令を聞き、命令に沿って動く。

その為、融通は聞かないが作業は正確。

間違いが無い。

ホムンクルスと組ませる。

ホムンクルスの配下に置くと作業がはかどる。


元奴隷のドワーフ、小人、ダークエルフ、獣人もここ。

元奴隷のリザードマンはリガント将軍の配下だよ。


アキートは外務大臣。

アキート「え?外務大臣?」

ビックリしてたけど、外交全般ね、手始めに三国同盟の締結を任せる。

アキート商会使用人から数名配下とした。

護衛としてオルトロスに進化したコボ2をつける。

婚約の式典も任せた。頼むよ。


オルトロスって犬だっけ?

神話では牛のだから犬だね。

双頭の黒い犬、尻尾は蛇。

速度増加のスキルで速く動ける。


アキート商会は番頭ショーに引き継ぐ。

アリアを除く傭兵団メンバーも商会に配置。

アリアは婚約者として俺と一緒にいる。


傭兵団メンバーはレベルアップが微増で、流石に魔物と戦闘はきつかったらしいので、立候補してきた。

護衛を兼ねて商売も覚えてもらおう。


まあ地龍に進化したリザードの竜車とリガント将軍が連れてきたコカトリスで移動すれば、護衛は不要だけど。

魔物は人間の国と商売出来ないからね。

樹海内の商売はコボルト、ゴブリンから配置した。


スパに諜報部隊及び繊維産業を任せた。

裁縫おばさんと眷属200匹、小蜘蛛が所属。


農業はレイ、実働はコボルト、ゴブリンから選抜。

コボルトが酪農、ゴブリンが農業って感じ。


精霊達も進化した。


ウンディーネはネレイスに進化。

ネレイスは人魚。

上半身美しい女性。トップレス。

下半身は魚。

水を纏っている。


シルフがフェンリルに進化。

フェンリルは風を纏う灰色狼。


サラマンダーがイフリート。

イフリートは炎を纏った男。

髪が炎で出来ている。

燃える眼。

筋肉質、裸の上半身。

炎の下半身。宙に浮かぶ。


ノームがレイアにそれぞれ進化。

レイアは長い金髪の美しい女性。

白い布を纏っている。

薄く肌が見え隠れする。


皆大きさはある程度自由なんだって。

通常は30cmぐらいの大きさで、半透明の姿で空中をフワフワしてる。


ダンジョンのDP交換リストに『精霊の泉』っていうのがあったので、交換しダンジョンの中に配置。

ここが気に入ってよく遊んでいる。

何かあったら呼んでねー。と言ってた。

何百年も奴隷以下の契約を強いられていたので、自由にしてもらってる。

時々、狩りを手伝ったりもしてる。


軍事はリガント将軍。

残った眷属達とリガント将軍の腹心の部下はここね。


腹心の部下は、リザードマンとヴォジャノーイ(蛙人)、コカトリス、ラミア、大蛇等わりと多種族。


拠点はダンジョンだけど、体面を保つため、ヒナが住んでた洞窟のダンジの上に小さめの城を建てる。


洞窟の上もダンジョンとした。

ダンジョンだから城も直ぐ建つ。


そして俺とその妻達等は基本ここに住む。


アキート商会の建物も近くに移動。


住宅や商店、宿屋、飲食店も配置し、城下町風にした。

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