第117回:プロットは冒頭とオチを先に組み立てろ(補講)
今回も例によって補講ネタですが、個人差が非常にあります。
・冒頭とオチを作り、中盤をじっくり組み立てていく
プロットを作る際、冒頭は当然として、2番目に何処を組み立てますか。中盤、もしくは終盤の2択しかないでしょう。実は、終盤を策に考えておくと中だるみ等はしにくいと言われています。
当時物ですが、実は第1話と最終話だけが収録されたビデオと言うのが出ていました。何のビデオかと言うと、テレビアニメのビデオです。面倒なので1話と最終話だけにしたのではなく、おそらくは需要を調査する等の目的で作られた物と思われます。ちなみに昭和の終盤(1980年代~1990年代)辺りなので、今のようなネット配信だったりTOKYOMXのようなテレビ局もなかったのです。
(テレ玉、チバテレビ、tvkはありましたが……MXに関しては平成に入ってから)
何故、こう言うビデオが出たのでしょう。需要調査というのもあるかもしれませんが、担当スタッフは「1話と最終話だけでも見てほしい」という思いがあった可能性も否定できません。近年のように円盤が出るような時代でもなく、テレビアニメや特撮はそれこそテレビ局で再放送が……と言う時代だったのです。視聴率が取れないと、打ち切りみたいな背景もあったのかもしれませんが。
WEB小説も同じです。ランキングに便乗するだけで人気のある題材を小説にしても、モチベが保てなければ1話も書けずに終わるでしょう。自分がやりたい題材はあるのに、ランキング便乗作品で読者を集めたとしても本当に本命の作品を読んでくれるのか……と言われると、そうではない事も以前に言及した通りです。
そうした状況も含め、一次創作のプロットは先に冒頭とオチだけでも作っておいて、そこから調理する事を考えましょう。料理番組でも、完成品が出てきて、材料紹介、それから調理みたいなパターンが多いですよね。オチの完成図が出来ていれば、中盤の話も組み立てやすくなるはずでしょう。
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