第95回:あえて書かない選択肢(前作の補講)

とりあえず、ネタとしても書いておこうという物があったので、補講になりますが書いておこうかと。あっさり終了系です。


・書かない選択肢

 コレの分かりやすい事例が、グルメ漫画ですよね。食材集め等の段階を書いて食文化や食の問題等を伝える形式、普通に面倒な要素はばっさりと切り捨てて料理を食べるだけに特化した形式、少年漫画テイストを混ぜての料理バトル形式などのような物があります。


 これらに共通するのは料理やグルメと言った物を扱う事です。それをどの段階から書くのか……と言う違いだけです。もう、お分かりですね?


 それを踏まえて、あえて自分が苦手な分野を書かないという事も選択肢の一つにはなるのです。苦手意識克服で書くのは自由でしょうが、完全に克服できていないようなマイナス箇所が目立つような作品で、新人賞の一次選考が本当に取れるでしょうか? 題材によっては通過できるでしょうが、まず不可能でしょう。


 そこで、新人賞に出すのだったら自分が苦手ではないジャンルで書いた方が早いと思いませんか? 異世界転生や異世界転移は競争率が非常に高いのは他の新人賞などで応募されている傾向からすれば明らかです。それが得意ジャンルであればあえて止めません。「現代物が有利」とアドバイスして、現代物が苦手だとしたら……それこそ本末転倒です。


 あえて苦手な物は放置してはいけないと思いつつも、まずは新人賞へ応募しようと考えるのでしたら「苦手を完全克服」してから書くようにしましょう。そうした事を踏まえると、あえて書かないという選択肢もありだという事です。

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