バイセクシャル専用
この話はR18BL要素が強いので、ご注意――
旦那さんたちが住んでいる世界には、同性愛という概念がない。情報もない。
そういうわけで、旦那さんたちの
それを考えるのは、我が家のスーパーエロ。
一番付き合いが長く深い、
「光から、エロを取ったら何も残らない」
と。
人混みを歩けば、老若男女が振り返るほどの美しさ。優雅で丁寧な物腰。どんな激情という獣でも冷静な頭脳という名の盾で飼い慣らす。が、その実、エロの塊。
私は思う。ギャップが彼の魅力なのだと。
そんな光命だが、結婚当初、不思議な言動をしていた。
よく、夕霧命が光命をお姫さま抱っこしているのである。
そんなにラブラブなのか。
光命はよく、ズボンのベルトを上げては落ちてきてを繰り返しているのである。
可能性の数値を小数点以下2桁まで計算するような人物だ。
落ちないようにすればいいのだ。
どういうことなんだろう?
考えて、合点がいった。
光命のセ◯キはボッ◯時、42cm。
ベルトのラインをはるかに超えてしまうのである。
いつたってもいいように、ベルトを緩めているのだ。
座っているのも立っているのも苦痛になる。
だから、夕霧命が横にした状態で抱き上げて運んでいたのだ。
以前は異常性欲がひどく、光命はこう言っていた。
「一日中、このような状態ですから……」
普通の生活が送れないほどだったが、みんなで力を合わせて、本人が一番頑張って、最近はだいぶ落ち着いてきたようだ。
さらに奥深いところへ話はいこう。
光命のセ◯キのカ◯の裾? と言えばいいのだろうか。余分に長い? 遊びがある。ひらひらしてるがあってるのか? 首の部分がない、てるてる坊主みたいな感じだ。
それに、
こうなると、月命は悶え死になのである。
光命が入った3Pの具体例をひとつ。
正常◯で、他の旦那さんが挿入して、その真後ろから光命の42cmのセ◯キを、前にいる旦那さんの下を通して、入れると、
こういう結果になる。
光命ともう一人の旦那の、血と遺伝子を併せ持つ子供が生まれる。
ということで、旦那さんたちも心も体も本当に結ばれるのだ。
ということで、光命のセ◯キはバイセクシャル専用なのだ。
最初は、光命と孔明が結ばれたのだった。
次。
妻としては、ぜひ結ばれてほしいペアがいた。
それは、15年間好きでいても、寄り添えなかった、光命と夕霧命である。
そうして、1回目はこうなった。
それぞれの血を持つ、二卵性双生児が生まれた。
まぁ、双子だから、結ばれたといえば結ばれた、だね。
でも、できれば、孔明と光命みたいな子供が生まれてくれると、嬉しいのでは?
そうして、2回目は成功した。
光命と夕霧命の子供は全部で4人。
全員童子。
この名前を見て、妻は思った。
光命はどれだけ、夕霧命のことが好きなのだろうかと。
自分の子供に、『夕』の字を入れている……。
まぁ、よくふたりでこんな会話をしてるからね。
「お前はあの時もそうだった」
「あなたもそうではありませんか?」
ずっとこの繰り返し。
あの時ってどの時?
ふたりにしかわからない話だ。もめているように見えるが、絶対にじゃれ合っているのである。ラブラブだ。
そうして、数日前ふと聞こえてきた。
月命が光命に、
「君との子供が欲しいんです〜」
ベッドに誘っていた。
そうして、ふたりの子供が4人生まれた。
光命は一年前はまだ独身だった。
2018年の7月30日に、4人の子持ちの蓮と結婚した。式に来ていた友人に、
「大人の世界満喫してたお前が、いきなり4人の子持ちだなんてな」
と、からかわれていたくらい、子供とは無縁だった。
それなのに、バイセクシャルの複数婚の果てに、一年も経たないうちに、増えに増えて、自分の血を持つ子供だけでも16人になったのである。
光命は最近子育てに悩んでいる。
対応しきれない……。
と。
2019年7月19日、金曜日。
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