境界

白昼淫夢

ここはどこ…

アタクシは誰?


ここは1話と2話の間の境界線ボーダー


男がいた…

女がいた…


「ハァン!ああっむ胸が膨らんでくりゅりゅ!」

彼女に精気をたっぷり注いだ少年は突然に悶え狂いだした!


淫魔サキュバスを抱くこと…

それは極上の快感を味わえるのは序の口である…


彼女らと一つになる…

それは例えでない…


そんな快楽の魔物どもを相手にすると人間の女性を相手すらできなくなる。

それは即ちこれである。


ぼよよぅん!!!


「すげえ、こいつ女になりやがった…」

「やっていいんだよなグフフ…」

「い、いやん、そんなエッチな目で止めて…」


瞬く間に不良男ヤンキーがかった顔立ちが豹変し極上の美女の裸体が露わになる。

ぷるるん!と揺れる乳房に女になった我が身にほんのり染める彼、いいや既に彼女のその顔はどんな少女よりもオンナそののもである。


男が女になる…

オンナになる…


そんな禁忌に堪らなくなった男ども。

淫魔の瘴気を吸った影響もあり野獣と化してそれは、それはゾンビ映画のごとく貪り狂った!


狂っている。

だがこやつらも会話すらできるから正気を保っている方であろか…


男がいた…

女がいた…

只管に変身をしまくり本来の肉体では到底味わえない快楽を耽溺している。


「アアンアアン!」

自ら乳を揉みほぐす爆乳やら…

「お、おにいさまぁ…らめぇ…」

同じ姿に変身した美少女やら…

「ほらほら!男の乳で興奮するんか?」

「や、やめろ!おう女になってるやんけ!」

プレイを終えた不良男であるが既に変身をとげており生乳を学ランからむき出しにし挑発しまくっている。


そして男とやればやるごとに自身の服装さえも変化し。

ある女はメイド服はたまたバニーガール…

女子高生姿の女体変身もあればOL姿のお姉さんやら…

女騎士やら中世の悪役令嬢やらそれらはまるで若い男の夢のような世界が広がる…


そうここは男の夢であり発情春の夜の淫夢サキュバス


「いやだ!女の子なんかになりたくない!いやだ!」

そして可愛らしい声で絶叫しているのは、まるで少女のような優美な少年であった。

ビクン!ビクン!とうねる裸体は男の姿でも十分にヌケるがより美しい姿となる。


「ウフフ、嘘おっしゃい…」

彼の魂を吸い取った女悪魔サキュバスはゆっくりと顔についた精気を舐めるとうっとりと陶酔する。

それだけで絶頂しかけるとより自身の尻尾を中学年男子めく勃起漏れさせていた。


「女になりたいんでしょ?顔に出てるわ〜」

「ち、違う!」

だが言葉とは裏腹に膨らみかけの胸の先端はピンクのサクランボが熟れており、もう乳腺が生え踊り気持ちよくてしょうがない。


そこに淫魔の舌が容赦なくせめたてると男とも女とも言えぬ快楽の叫びが闇の宴に木霊する。


「ウフフかわいい、いい素材だわ〜」

夢魔の瘴気を浴びてもかつ興奮しても女に変身できない個体の耳元に舌を突っ込み犯せばまだ男の部分が狂った海老のように腰をカクカク踊りふたなり美少女はもうおかしくなってしまいそうな淫獄に暴れていた。


興奮…

快楽呪詛サキュバスウイルスに感染した者。ようは淫魔の儀式を受けてしまっためいた存在は興奮すると普通の女より巨乳っ娘に女体変身を遂げる。


ムクムク〜!


キモオタだった者が金髪巨乳へと錬成されていくのをこの半陰陽ふたなりはゴクリと喉をならし眺めていた。

そう病原体で構成された淫魔という種族は変身を自由に操作できる。


ある者は男の姿のままであり欲望のままに性転換美少女に精気を注ぎまくり。

ある者は興奮やら精気の放出で男と女に姿を変えまくっている。姿だけでなく人格すらも男やら女に変貌しておりそのため自己の喪失に恐怖を覚えるも美しい女淫魔の導きにより飲まれていく…

そしてそれらなれの果ての男に戻れなくなった個体が童貞少年に淫乱女の如くに襲いかかり感染を広げていく。


それはまるで淫魔法で作られた粘土人形であり淫魔の洗脳で記憶やら性癖の変貌はもちろんの事、人格すらも自由に改ざんされていき淫らな魔性を抱いた者であれば精神に関わる事は全て操作されてしまう。


存在改変…

昼は堅物だがその正体はエッチ狂いのJK委員長やら…

内気な少年を喰らわないと暴走しレイプ魔に変貌する美女教師やら…

はたまた「くっ殺せ」風の女騎士やら姫騎士やら美少女退魔師やら女侍やら…

クールな氷の女秘書だが夜な夜なエロバーでバニガールに変身しているおっぱい美女やら…

そしてハイレグレオタードが霊装な女魔術師やら変身ヒロインやら…

淫魔因子を植え付けられた者はなにもかも溶解しありえない妄想な美少女になるであろう。


「あ、あれは?」

チェス騎士ナイトを連想させる。ようは馬の顔である。

その馬物は淫魔に操られる人形どもとことなり闇の馬のごとく畝っている。


「あれはもう終わっているよ…」

「終わっている?」

「そうね?もう止まらないよりちょっとは救いがあるかな?不死、いいやじゃないし…」


ぐじゅ…ぐぐ!


あれが不死ではない?

不定形な闇馬ダークホースは吸血鬼のごとく飲み喰らい増幅するさまは一国すら乗っ取りそうな勢いだ。


「もう煩い子ね…」

そんな怪物も淫魔らにとってはペットのようなクッソ哀れな存在であり魅了凝視で制止させられてしまう。


それは人間にも淫魔にもなれない、なのものにもなれない存在。

それが恨めしそうに冬の雪の肌の少年を見つめていた。


まるで飛び降り自殺の後の遺体のような混沌がぐちゃぐちゃと…

見つめて、返り血で…

よけいな事を、す……る、、な・・・

僅かな声が聞こえそうに…


「あらあら、アレを終わっているを人間が見てはだめよ、あらあらだから…」


ぶち…

とそこで淫夢は途切れる


「あれ?ここはどこだ?」

そうだボクは変身魔法下着で。あれれ?


気がついたら魔法下着は脱げて男に戻っていたらしい。

当然にそこはボクの部屋であり淫魔のお姉さんも闇の馬も消えていた。


「うえぇ?男に戻っている?」

魔法下着解除シンデレラリバースを失神してるうちにしてしまったのだろうか?

おまけにそんな漆黒の女性下着にはかなり興奮したのであろうか?少年がオカズしたエキスがどっぷり白濁しており、こんな男の娘がこんな痴態をしてたらもう禁忌中の禁忌でしかないのだ…


ショタコンの婚活失敗の美女がこれを見たら間違いなく監禁されてしまうシチュであろう。


「ど、どうしよう…」

また女の子になるのもちょっと恥ずかしいと理性が蘇ってきている。

「あ、明日にしよう」

そしてなんとか冬雪清鹿という少年は快楽の魔物から逃れるとその傍らで一匹の淫魔サキュバスは霞んでいった。

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