3着目 女の子のパンツを穿ちゃった可憐な変態少年

「ど、どうしようこれ…」

ドックン!

どっくどっく!ドックン!


ピンク色のえっちいホテルの密室での痴態そのものであった。

白い白い雪肌の少年が顔を蒸気させながら女の子のパンツを穿いている。


「ああ、ああ…」

しかもこれは自分で穿いたのであった…

そう変身魔法下着マジックランジェリーの誘惑に屈して…


「ち、違う!」

ボクは操られているんだ!と言い訳しようにも声にでる事はなかった。


女の子になる下着…

しかも…

自分の意思で穿いてしまった!

「ら、らめええ!」

紐ショーツを解けば女になる下着を脱げるはず。

まだブラは装備してないからボクは女の子なんかに変身しないで済む!


「ぼ、ボクは男なんだ!」

変身ショーツを脱ごうとしたつもりであった。


「あ、あれそんな!」

何かに命令されて脱ぐことができないのだ。


違う!違うと言っているのだ。

男の姿を保つ…

違うと…


この手首の傷とともに。

ちなみにこの手首の傷は下着屋でバイトした時に誤ってつけたモノである。

そうブラのホックで…

かつおんなのこ……の…かっこう…で…


「うぐぅ!」

頭が、記憶がしびれりゅりゅ!

さっきならなんなんだよ!

手首の傷の設定が記憶がどんどん変わっていく…


「あ、あれ…今ボクなにを考えていたの?」

だが記憶が曖昧になって思いだせなくなっていた。


そうだ、ボクは記憶がない。

冬雪清鹿には数年間の記憶がなかった。事故に巻き込まれたらしい。

夜刀浦渋谷の繁華街でとある事故があった。それに巻き込まれたボクは深い後遺症を負った。


変な治療をヤブ医者きつねのへやでやられたせいか奇妙な夢も見る。

それは数年間の女性の生活であった。

美しい女性の姿だがソレは男を喰っていた…

魅了で人間を自由に操りしかも肉体すら変異させられてしまう。だが人間支配には興味がなく狂ったように童貞を好んで襲っていた。

時には夜の恋人となり、時には闇のお嫁さんとなりそれは人間の女では満足できなくなる後遺症すら与え。

その紫書に出てくる彼女らは人間ではなかった…


「あれ、な、な」

だめだ、また記憶が飛んだ…

「ま、まあいいか」

そう、ボクには陥没した記憶があるんだ。

そう考えながらも、ゆっくりとエロエロホテルの巨大な鏡を見据えるもまだ女の子にはなっていない。

どうやら魔法下着を穿いて変身した少女は記憶を共有できるらしい。そんな快楽の余波が少年の理性を狂わし…


「ら、ら、めなの!ら、らめだけど…!」

うわぁ女の子のパンツてやわらけえ!

柔らかいショーツの甘い味が少年の脳髄を揺さぶった!


それと同時に傷の痛みも少し和らいだような気がした。


「こ、これって?」

思わず刻印が刻まれた腰をカクカクと上下させてしまった。

自分でも女装が似合う事は十分に理解しているでもこれって。


「へ、変質者じゃん!」

冬雪清鹿ふゆききよかは女装下着変態になってしまった。


「で、でも…き、きもちいいよ…き、きもちいいよ…」

ハアハア!

エロホテルの薄暗い闇の効果も手伝ってまるで孵卵機のように少年の欲望をムラムラと音を立てて成長させていく!


「え、まだブラを装備してないのにぃ!」

むくぅ…


胸が胸の奥がむず痒くなり僅かだが膨らんでいたのだ!

「ああ、ああもっと…」

それを促すようにボクは魔法ブラを両手にとっていた。


どうしようと、とまらないおお…

欲望が…

欲望が止まらない!


こ、こんなことしらら…

ら、らめえの!女の子に…


女の子に…


でもでも傷が和らぐ…

とっても…


もう自分がどっちかのか意識すらも曖昧になっていく。


思春期の少年が女の子の服をまとってはならない…

ネットの闇サイトでボクはそれを密かに閲覧していた。

なぜならば味を覚えてしまうから…


とくに綺麗な男の娘なら危険度が上がる。

そう快感を知ってしまう。

女の子になる気持ち良さをしって手遅れになる!


不意にホモホモバーで綺麗な女性の格好をしている将来のボクの姿が妄想されると…

「あああああああああっ!」

悲鳴を発しての発狂。

そんな理性のひび割れから甘い毒が染み込む。

それはどんどん感染し広がりやがて…


手遅れになりたい!

おかしくなりたい!

お、おんなのこに…


な、なりたい!


キュ!

「あ、とうとうブラまで…」

それは魔法ブラの紐ブラを閉じる音であった。


「ま、まさか…」

自分の意思でとうとう女の子になるボタンを…


それを合図に魔力の洪水が哀れな獲物を飲み込んだ!

「にゃっっあ!すごい記憶ううう!」

変身魔法の情報がたっぷり流し込まれると半分暴走したようにボクは肉体を変化させていった。


それは淫魔姫を相手にした同類の感染症状に犯された!

淫魔に襲われた童貞少年は上級種が与える快楽には耐えられない。

サキュバスに…

性別が反転し女の子になる。または魂を食らった淫魔の好みで女の子に変えられてしまう。一生女に不自由しない肉体として。

同族化…


「あ、ああ、頭になにかいりゅりゅ!」

そんな大量の雑音に頭が割れると

お尻がキュ!とヒップアップするとそれをショーツが包みこみ。

そしてぼっよよ〜ん!と悩殺回避不可な見事なおっぱいが乳音を響かせながら生えてきた。

それと同じ魔法下着と同じ素材が手首の傷を舐めた。


「ああ、傷が…」

自分で刃物で切った傷が…

魔法繊維が侵入し感染し…

憑依再融合を施す…

耐えきれずに…

自身の肉体に…


だがそれが全て…

「あああ、癒される…」

性の悩みがどんどん癒され…

そう呻くボクの声色も鈴を鳴らしたような声に変質していた。


女になる…

どんどん女の体になる…


脳の呪詛を元に刻印もより強化され肉体が女性化の呪詛でいっぱいになると女性因子がどびゅどびゅ体内をめぐる。


キュ!キュ!


魔法の力で自動的に両手に髪留腕輪シュシュリボンが装備された。

まるで傷という栗鼠科じしょうグサグサめいた少年のそう冬雪清鹿きよかという存在そのものを上書きするように優しくクソデカリボンが包みこむとうっとる潤む美しい女の香りそう鈴のように蘭のように…

鈴蘭姜香レイラきょうかという美少女がゆっくりと呟いた…


「す、すごい魔法記憶にあった通りだ…」

そこには変態女装少年の姿は消え失せ可憐な魔法下着美少女が大量の湯気を吐いていたのであった。


「ぼ、ボク女の子になちゃった…」

とうとう、念願の…

女の肉体…

姜香きょうかは続けて可愛く呟く


「やん!」

己の欲望を思い知らされるとそれに比例して下腹部の刻印のギラギラと魔力に変換していく。


女になった事により日頃のイライライが消えているのがわかった。

「やっぱり女の子になりたかったんだ、ボクて…」

とんでもない変態ね…


「アアン!やん!」

魔法ブラの先端をツンツンに尖らすと白肌の漆黒下着少女は自らを抱きかかえて僅かに甘く喘ぐ。


もう変態だ…

しかも男から女になってしまった…


「は、恥ずかしい…」

だがクネクネ恥じらう姿も女の子より女の子している。


「でも、男にすぐに戻るにしろ…」

折角の女の子の肉体…


色素の薄い銀髪に興奮に応じてキラキラと魔眼のような宝石の瞳が形成されつつある。

まるで夢魔のごとく…


「ど、どうしようボクの体なのに!」

可愛いよ…

そして綺麗だよ…


錯乱と同時に口元から覗く牙がもう堪らない!

こんなに大人しそうな顔をしているのに!


「だかららめえ、欲望が膨らんだら…」

魔法下着を脱げば男に戻れるのに。


「体がいうこと聞かない、男に戻れなくりゅりゅ!」

今まで自分でも隠していた女性化願望が爆発したらしい。

なので魔法下着が脱げないのだ。


ならば…

この女になった姿で…


「だめ、だめ!」

新たに目覚めた欲望が膨らんでいくのがわかる。

そうだ、今は女の子なんだからべつによくない?


淫魔の呪詛。そうボクは欲望に弱い肉体に変えられてしまっていた。


「女の子の服を着たい!可愛い服とか欲しいよ!」

白雪の美少女は魔法記憶を元に器用にツーサイドアップに髪を整える。

その材料となった少年が抱く理想の美少女を形成しに!


そしてジャージに着替えると女物の服を求め街へと繰り出したのだった。




一匹の淫魔は外れた檻から野に放たれる…合掌ナムアミダブツ

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