第80話 魔導忍者は神の軍勢を迎え撃つ 2/5
「フハハハハハ! 何と言う力! これで俺様は無敵だぁ!」
「今なら世界をも支配できそうだ!」
『量産型魔導外骨格』を纏った魔王バルバールはご満悦だった
早速、金属液状化による変形機能で『魔王仕様』へと変形させていた
トゲトゲ多めに、装甲に赤いラインを入れてコントラストを付ける
カスタマイズ終了後は、苦汁をなめされられ続けている『賢王』の従者たちに再チャレンジだ!(゜д゜)!
白玲に勝負を申し込む
「ふん! 少し強くなったと思って調子に乗るな!」
「剣星竜峰打ち!」
『剣星竜峰打ち』:名の通り手加減全開の峰打ちだ!
一蹴された・・・10000魔王 < 1白玲かもしれない
「なぁに、今のはちょっと油断しただけの事!」
「じゃあ、次はあたいが相手をしてやるよ!」
無謀にもイデアにも挑む『魔王』
「俺様の新必殺技を受けてみろ!」
「魔導・魔王ダイ~ブ!」
『魔導・魔王ダイブ』魔導外骨格を身に纏い、さらに強力になった『魔王』の飛び頭突き攻撃! その破壊力はさしもの鉄壁もただでは済まない・・・はずだったのだが
「ただのシールドバッシュ!」
『魔王』の新必殺技は、巨人の祖が宿る『魔導外骨格:タイタン』の盾に無残にも吹き飛ばされた
「まだまだ我の力はこんなものでは無い・・・はずだ!」
ちょっと自信がなくなってきた魔王バルバール
「次は私の番ですね! 遠慮なくいかせていただきますよ!」
「氷山堕とし!」
山のような氷塊が『魔王』めがけて落下する
「何の!受け止めて見せるぜ!」
「秘儀!魔王キャ~ッチ! ぐふぅ!」
無理だった・・・_:(´ཀ`」 ∠):_
「ううぅ! せめて一勝するぜぇ!」
「うっ!お前はっ! ちょっとこの勝負は無しの方向でっ?」
遅かった!(゜д゜)!
「フフフ 次はぁ私の番ですねぇ 行きますよぉ!」
「ジャッジメント・グラビト~ン」
超重力の檻に閉じ込められ、その圧力に全身が悲鳴を上げる
緩めな口調とは裏腹に、いつもながら恐ろしい魔法をためらいなく使うクリス
やはり父である戦いの神ヘルフィトの血がそうさせるのか!?
「ああ!ヤベェ! 体中がビキビキ言ってるぅ ギブ!ギブア~ップ!」
何とか必死の敗北宣言のお陰で魔法を解除してもらい、九死に一生を得た魔王だった
「フハハハハハ!! 俺様が神の軍勢を撃ち滅ぼす前の軽い準備運動にはなったな!」
この言葉がいけなかった
「それなら俺の相手もしてもらおうか?」
「いや、もう十分に準備運動になったって!(冷汗) 」
『そう言えば最近使ってなかったからな・・・忍術』
確かに『存在進化』した上に、『魔導力』を覚醒させたお陰で、もうほとんどの相手は身体能力だけで対応できてしまう為、魔導忍術を使う機会がなかった
久しぶりなので張り切って、魔導忍術のコンボを披露する雷蔵
『真・電磁手裏剣』(超手加減版)
『水龍王撃』
『爆炎地獄』
『超硬連弾』
『次元烈波』
「ぐあぁぁぁ! マジでぇ! 死ぬぅ!」
最後の『次元烈波』『魔導外骨格』が緊急回避してくれていなかったら即死でした・・・危ない危ない (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
「フハハハハハ! 俺様ふっか~つ!」
ズタボロにされた魔王バルバールだったが、『魔導外骨格』は自動修復機能で、彼は雷蔵が命精活性で回復させた
「しかし、この鎧すげえな! まじパネェ!」
雷蔵たちにコテンパンにはされたが、『魔導外骨格』を装備していなければ、雷蔵たちの攻撃にはどれ一つ耐えることさえ出来なかったであろう事は明白だった
「今回の戦いで活躍したら、バベルにお前用のカスタム『魔導外骨格』を作ってもらえないか頼んでやるが」
「おいおいおい! まじかっ? 絶対だぞ!? こうなったら俺様1人で敵を全滅させてやるぜ!」
この一言が、魔王の魂に火をつけることとなった!(゜д゜)!
『魔王』と雷蔵たちの準備運動を映像投影魔道具で見守っていた国民たちは、誰一人『魔王』に期待はしていなかったのだが・・・
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