第2話 赤ずきん~メタいお話~

「ほら、おばあちゃんが好きなぶどう酒とケーキ持って行って」

「ばあちゃん、病気なのにそんなもん持って行って大丈夫かよ?」

「本編ではそうなってんのよ。」

「メタい話すんなよ!?」

「あぁ、忘れてた。オオカミには気をつけなさいよ。」

「忘れちゃダメだろ!?」

「うるさい。早く行け。」

「はい‥」


赤ずきんが少し歩いたところで誰かが声をかけて来ました。


「やぁ、赤ずきん♪」

「あぁ、オオカミさん。」

「今日も可愛いね♪」

「いや、セリフ違う‥」

「あぁ、間違えた。

えっと、どこへいくんだい?」


いいのか‥これで。


「おばあちゃん家に行くんだよ」

「へぇ~、あそこにお花畑があるから花束を作ったら、おばあちゃん喜ぶんじゃないかな♪」

「いや、オレ男だし‥」

「いいから行って‥?」


笑顔の圧が怖ぇーよ‥!




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