BL童話集

苺色 アリア

第1話 赤ずきん~おつかい~

「ゴルァァァァ!赤ずきんっ!!」

「うるせーな!その名前で呼ぶなって言ってるだろ!兄貴!!」

「うるせー!!お前だろ!オレのプリン食ったの!!」


 またこれかよ!


「ちげぇよ!毎度毎度オレのせいにすんじゃねー!!」

「大抵いつもお前だろうが!!」


ケンカしているとドアが勢いよく開き

母さんがフライパンでオレたちを叩いた。


『~~ぃって!!』

「うるさいわよ!!プリンごときでギャーギャー騒ぐんじゃないわよ!!」

『だってコイツが!!』

「もう一度叩かれたいのかしら‥?」

『いいえ‥』


これ以上口を開くとヤバそうだ‥‥


「あぁ、そうだ。赤ずきん。アンタおばあちゃん家におつかい行って来て」

「は!?なんでオレが!?」

「小遣いあげるわよ」

「ありがたく行かせていただきます!」


そんな感じで赤ずきんはおつかいに行きました。

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