第271話
この世界には
「けど、
《
私の言葉を遮るように地の妖精にツッコミを入れられた。
「じゃあ、
《
「そういえば『
《 ……うん。あれは
「やだなぁ。ああいうのは嫌いなんだよ」
まだ、スケルトンなら平気だ。ダンジョンにもでてくるけど、保健室にある完全な骨格標本だからだ。……アレが靴を履いて武器を持って、集団で襲ってくる。風魔法で倒せるから平気だけど、魔法を使うのもいる。
「死んだ後の方が攻撃魔法を使い放題になってないか?」
そう思っていたが、魔物全集には『アンデッドの一種。
「こんなのありえねぇ〜!」
そう叫んだのは、倒したスケルトンを放置して第二陣と接戦していたら、バラバラになったスケルトンが復活したからだ。中には二体がくっついて強化した個体まで現れた。大きさは頭ひとつ分大きいくらいだ。……弱点が風魔法なのは変わらないが。
《 大丈夫。この国には近寄れないよ 》
「なんで?」
《 神獣がいるからね、それも四体も。
「…………救いを求めて寄ってくる、という可能性は?」
《 それは大丈夫。神獣の
「神獣の
《 アンデッド系にとってはね 》
ここは『精霊以上の存在に見捨てられた大陸』だ。妖精たちも一部を残してほかの大陸へ渡っていった。そのため、ダンジョン
《 これからは、神獣たちの存在が守護になる 》
「……魔導具で作れないかな」
《 それはムリ 》
《 排除系でガマンして 》
みんなも私が何を望んでいるのか気付いている。そう、絡まれたくないだけだ。普通の人でもそう思うのだから、私は特にそう思う。
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