夢を守らんとする者たちへ。

創作物に過ぎない物語やキャラが、生きがいになる人はいます。
それを虚しいと笑う人は多いでしょう。しかし巨視的に見れば、我々の文明・文化だって、幻想に支えられたところが決して少なくはありません。
この物語における背景世界の真相や、主人公が最後にした決断には、オリジナルティに溢れているとは言いがたいですが、丁寧な描写が孤独な心に響くのです。
「ありえざるモノ命」の人にお勧めします。