第455話
私は若い星ならばそれこそ箱庭のようにいじくれる。
システム。ルール。理。そういったモノを自由にいじり。好きなように生物を生み出し、回すことができる。
けれど万能ってわけじゃない。時間への干渉はできないし。好きな生物といっても力の上限もある程度決まってしまう。
そうだね。どれだけ強くても君たちの知る人間たちから選ぶと……伊鶴。彼女の潜在能力くらいが限界かな。
そういえば
ん? ふふ。紅緒。気づいたかい? そう君もその手の類い。別の存在と一時的にでも深く混ざればどれだけの振り幅を生むか。そして、その力はヤツらにも通じる。
あれの正体。気になってるだろう? あれは
いや、正確には
適応すればそれなりの自由と共に力を得て。適応できなければ
力を与える基準?
ん~。私が繋がりを元に色々と干渉してやった情報からすると。ランダムなんだよね。
無限に等しい星々。その中から何兆何京といる生物からわざわざ選ぶなんてそっちのがコスパが悪い。
だから一応ランダムではある。
が、その星での最初の一人は大きな力を与えられることが多い。
だからこそ私は星を玩具の如く扱えるわけさ。
そして、オーガスタ。君が
おや? 不思議なようだね。何故他の星からは
生物として、この
でも、きっと。弱いからこそ影響を受けやすいと言うか。順応しやすい。変化しやすいんだろうね。だから、何故かこの星では生まれない。
さて、今話せることはこのくらいかな?
まだまだ聞きたいことはあるだろうがまたの機会にしてくれ。他に重要なこともあるしね。
ということで、これからのことを話そう。
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