研究資料3頁目 ルキユの森について

【国】

 ジスト王国

【土地】

 ルキユの森

【気候】

 暖季、暑季、乾季、寒季の四季があり、暖季と暑季の間には雨季がある

 森の西端にはカヨレハギユ山脈がそびえ、一部が火山となっている。それにより、地熱が森全体を包むことで寒季での地面の凍結はなく、また雪が地表に積もることもほとんどない

【生物】

 暖季から乾季に掛けて小飛竜リヨバーンが縄張りを主張し、暑季に入るとそこに闘飛虫とうひちゅうが参戦する

 夜には夜猛鳥やもうちょうが現れることがある

 小飛竜などの縄張りの外であることが多いカヨレハギユ山脈近くでは、狼鳥竜ろうちょうりゅうが一〇頭程の群れを作って生息しているがまれに小飛竜に襲われて縄張りから追い出されることもある

 深い鬱蒼うっそうとした森であるので大型の怪物モンスターは生息しておらず、ほとんどが大きくても中型程度の怪物である。動物はクマやイノシシ、シカ、タカ、ウマといった中型から大型に分類される動物が生息し、怪物を除く動物界の生態系の上位に位置している

 その他の動物は、ウサギ、ネズミ、リス、キツネ、タヌキ、イヌ、ネコなどが。また虫は、ハチ、チョウ、バッタ、カマキリ、ゴキブリ、クモなどの多くの種類の動物(節足せっそく動物、環形かんけい動物なども含む)が生息しており、これは他の森林地帯とも変わりはない。エルフの里があるからと言っても特別なことはない

 数十年に一度、大型以上の怪物が出現することがあり、その時は、エルフ族やドワーフ族、そしてルックカから冒険者が派遣され対処に当たる。このことは伝承で伝えられる。原因は不明

【植物】

 魔法薬ポーションの材料となる薬草やキノコが豊富にあり、また質も良いので、取引の対象となることも多い

 クス、カエデ、ヒノキなどの非常に様々な種類の木々が混在しており、また別種同士で交配が行われているのか不思議な特性の木々も珍しくない。またそういった木の根元には、上質な薬草やキノコが自生していることが多く、手順に沿って採取することが出来れば、中級の魔法薬の素材として使用出来るが、非常に繊細せんさいいたみやすいので取り扱いに注意が必要

 寒季でもほとんどの木は葉を落とさない常緑樹じょうりょくじゅが豊富なのが特徴

【備考】

 エルフの里がある森で、森の名前は人間族が名付けたとされている。エルフの里の住人は、ただ単純に森、もしくは里としか呼ばない

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