主要キャラ紹介

・三船宗一郎

 当作品における主人公。

 東の果てにある国「日ノ出国ヒノイヅルクニ」から人を蘇らせる術法を求めてイル・カザレムの首都サルヴィへとやって来た。

 現在は仲間のノエルを蘇らせるべく死者回収の仕事をしている。

 由緒正しい武士の家系であり、侍であるが家は既に滅びかけている。


 西国で呼ばれている「サムライ」たちとは違い、魔法の類は一切使えない。

 しかし、特殊な力である「霊気」を使いこなす。

 また刀の腕前も随一であり、少なくともサルヴィ周辺の前衛冒険者の中で彼に敵う者はいない。

 真面目かつストイックな性格だがわりとどこか抜けている。

 人の事を良く考え、想うが故に苦しむ事も多々ある。

 髪は黒。長い髪を後ろで縛ってまとめている。

 背はサルヴィの平均的男性と比較すると小さい。

 


・ノエル=ファスティア

 宗一郎とパーティを組んでいたメンバーのひとり。僧侶。

 孤児であり、教会で育てられた後に僧侶としての修行を経て冒険者となる。

 しばらくは別のパーティで冒険者をやっていたが。そのパーティが解散後に宗一郎の仲間となる。

 宗一郎はいずれ彼女と一緒になろうと思っていた。

 いまはサルヴィの寺院で蘇生を待つ身である。

 穏やかで人当りは良いが、押しも強く一度決めた事はテコでも動かない程意思が固い。



・ゼフ=ゼハード

 北国の辺境からやって来た規格外の大柄な戦士。

 放浪の旅を続けており、冒険者としては長い経歴を持つ。

 戦士としての力量は随一であり、力任せのスタイルながらもその一撃で大抵の魔物なら粉砕するほどの強さを持つ。

 性格はやや大雑把で粗暴ながらも、人を思いやり気配りは忘れない。

 アーダルの父である。

 


・アーダル=ゼハード

 ゼフの息子。

 男子たるもの一度は旅に出よ、というしきたりのもと故郷から旅に出ている。

 その際にどうせなら父の居る所に行こうと思い、サルヴィまで来た。

 冒険者を始めてまだ間もないため、迂闊な所が目立つが盗賊としての腕前は悪くはない。

 父を蘇らせるために宗一郎と組み、はじめて本格的に迷宮探索をすることになるが……?

 性格は明朗快活かつ正直。

 体格は父のゼフほど大きくはないため、戦士は諦めて盗賊になった。

 ハンターをしていたので短剣以外にも弓や斧もある程度扱える。

 


・迷宮に住む謎の老人

 迷宮の管理人を名乗っている。

 少なくとも数百年を生きてはいるようだが、エルフではなく只の人である。

 空間転移テレポートを容易に扱えることから相当な魔法使いである事が伺える。

 普段は迷宮内を歩き回り、魔物や冒険者の流れなどを管理しているらしい。

 なぜか宗一郎に興味を持っている。



・サルヴィ寺院の大僧正

 寺院の大僧正。

 寺院では蘇生を一手に引き受ける。僧侶としての経歴と腕前は随一。

 かつては冒険者をやっていた事もあるらしい。

 宗一郎とは懇意にしており、ノエルの体の保管についても特別に便宜を図っている。

 

 

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