その5
さて、賢者が学園都市の近くに暮らし始めた
賢者はむかし、貧乏であちこち魚を釣りながら、旅をしていた。
ある日のこと、賢者は今の学園都市の近くにある、河で1匹の猫に出会った。
「おや、こんにゃところで釣りとは、めずらしい」
「ははは、たしかに釣れませんな」
しばらく話していると、猫がこう語りだした。
「わたしの父が『将来、きっと賢者がこの地にくるだろうにゃ。そして、わしらはおおいに栄えるにゃ』と言っていました。あなたは多分、その賢者でしょう。わたしの父は、あなたが来るのをずっと待ってましたよ」
と、語り終えると、そのまま学園都市にある家にかえって、夜どうし語り合った。
「ここら辺はわたしの土地です、どうぞお使いくださいにゃ」
これが、賢者が学園都市の近くに暮らすきっかけである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます