鎌倉西小学校にある不思議な部活。その名も「ミステリー倶楽部」。ミステリーといっても推理小説の方ではない。学校で起きた不思議な事件を解決してくれる部活なのだ。
本作は小学生向けに書かれたものであり、文体もやわらかく、子供に語り聞かせるように書かれている。
内容は、学校に出現した妖怪の正体を推理して、その謎を解くもの。妖怪かと思ってびっくりしても、きちんと推理すると実はなんでもないなんてことがあるのだ。
でも、なぜだろう? この部活。たった三人しかいないのだが、その中には、人に見えないものを見ることができるというメンバーがいるみたいなのだが……。
妖怪と推理という組み合わせが新しくて、面白いです。推理物でもあり、妖怪物でもある本作。読んでいると不思議な世界に連れて行かれます。