第4話 ラノベのアイテムと魔法円について
ラノベを書く際に、みなさんどこからアイテムの発想を得ているのかな、と気になっていました。なので私の場合を書いてみます。
回復アイテムのこと。
あまり思い浮かばなかったので、その辺の本から見つけた薬草なんかを四大回復アイテムに振り分けたりしてます。
◆エリクサー
錬金術で賢者の石とも同一視される、不死の妙薬。
効果はよく見掛ける、回復と体の欠損を回復するものにしました。四元の呪文を二段階で使う設定に。やっぱり神秘的じゃないとね…!?作るのに丸一日かかる設定です。もっと長くてもいいかなとも考えたんですが、一人でやる限界かなって。四元の呪文とかまじないという単語はカッコ良かったんで、これは使うしかないと思ってました。もちろん呪文の中身は自分で考えてるよ!そのまま使うとマズそうですし…。
石を材料に入れたのは、その方が錬金術っぽいからです。鉱石とかも使う。
錬金術師はふいご吹きとも言われたくらい色々火にかけてて、煙を吸ったり危険な毒物を口にしてた為、辛い思いをして長生きできない人が多かったそうです。賢者の石の材料、硫黄と水銀と哲学者の塩だからね…。この時点で飲んじゃダメでしょって思う。
賢者の石が出来た、
◆ネクタル
ギリシア神話の神々の飲み物。やはり不死をもたらす。
こっちは魔力の回復、魂の欠損を修復する設定にしました。呪文が錬金術っぽいけど、ネクタルに関する記述が殆ど見つけられなかったんで、苦肉の策です。魂の欠損を直すっぽくした。
ネットで調べるとすぐに検索結果がネクターになるゥ!
4つの中で作中で使用していないのは、現在これだけですね。使い方は考えたんですが、そのネタに持って行くまでがまだ思いついていません。なんとかネタを練り練りしたい。いつか使って頂きたい。
メイン素材はガオケレナ。エピアルティオンをギガンテスが食べていると言うのは、世界の怪物・神獣事典に載ってました。
作り方は、蒸留酒を参考にしてます。
◆ソーマ
インド神話。神々の飲み物。栄養、活力を与え寿命を延ばす不死の霊薬。
全ての病を癒す設定に。ネクタルと混同しないよう気を付けよう…、やりかねない。ソーマ神が月の神チャンドラと同一視されることもあり、呪文は月をメインに。そしてハマオと同一視されているのは、後で知りました…。最初に知ってたら、ハマオの材料になるガオケレナをこっちの素材にしたのに…。今から書かれる方は、参考にどうぞ。
牛乳やバターを混ぜてソーマ酒を作ると書いてあるのを見たので、材料に牛乳を入れました。メイン素材はソーマ樹液。草と書かれてるのが多かったんですが、樹液で。語呂がいいから。
作り方は果樹酒を参考にしています。
◆アムリタ
インド神話。日本語だと甘露と書かれる、不死の霊薬。
これは傷や打ち身によく効く軟膏にしました。全部飲む物だったから、塗り薬が欲しかったのです(笑)。粉薬にも出来る設定。
アムリタは乳海攪拌神話で竜王も協力させられることから、塩水と竜の素材を使う事に。そして掻き回す棒にされて酔った竜が毒を出すので、毒が発生して毒消しも必須ということにしました。神々が掻き回すのに疲れた時に花が降って力が戻ったので、呪文にも花を入れてみた。
古傷も治す設定でやたらシーブ・イッサヒル・アメルと騒いでましたが、これはギルガメシュ叙事詩に出て来る若返りの草です。私のメモは「シーブ・イッサル・アメル」になっていたんだけど、ネットで調べたらイッサヒルだった。写し間違い?
作り方は軟膏を参考にしていますが、ワセリンを使うのばかりでちょっとイメージと違うなあと思ってたら、ミツロウを使うのを発見!食いつきました。
四大回復アイテムに設定したものは全部作ってしまったので、また細々と何か考えています。資料も増やした!最初の頃より、真面目に考えてますよ!(笑)
◆惑星の護符について
これはソロモンの魔導書にあったやつです。なかなかに面白い設定と思って使ってます。
惑星に対応する金属は、錬金術の本にありました。そこらの本にわりと載っておるのだ。
◆万能章について
これはエリファス・レヴィという近代魔術の方の本に載っていました。六芒星の形をした護符。マイ・ラノベではこれを護符の頂点と位置づけております。万能だから!(笑)
魔術はなあ…カバラとかタロットとか解らないと、理解できないんだよね…。私にはちょっと無理。
◆賢者の石について
作り方とかまだあまり決まっていないけど、皆の憧れ!というイメージです。金を生むとか不老不死をもたらすとか言いますね。かなり魔力のあふれる石。
私のラノベでの賢者の石についても、少しずつ説明していかねば。難しいな。魔法の設定を錬金術っぽくしてるから、ここを使ってどうこうできそう。
◆魔法円と魔法陣について
魔法陣とは、四角い表の中に四角いマスがあって、その中に数字が書かれている護符です。そしてどこから足しても同じ和になると言うものです。形としては、「囲」みたいな感じ。中の線はこのくらいだったり、もっとあったり。
ちなみに本に載っている魔法陣を計算して、同じ和にならなかったことがあります。どうしたら…!?あとは、数字でなくヘブライ語のものも見た事がありますね。
魔法円と混同されるたのは、何が始まりなんでしょう。気になる。
魔法円とは、円に色々書いてあるヤツ。円周が二重三重に描かれていて、そこによく解らない文字が書いてあったり。中には六芒星や五芒星の模様、名前など。
名前は、力強い神の名前や、ミカエルとかですね。テトラグラマトンが六芒星の星の頂点の間にあったり、アルファとオメガが円の中の上下にあったり。アグラとアドナイも多い。
基本的には術者が中に入り、召喚された存在から身を守るもの。あとは護符として、それっぽいのが金属のプレートに描かれていたりします。よく解らない記号とか、たまに変な模様のもあって面白いです。
私が召喚術の時に使っている魔法円は、ソロモンの魔導書を参照しています。
とりあえずこんな感じ?
説明だけでエッセイっぽくないですな。
回復アイテムとか、護符とかファンタジーっぽくて好き!魔法円は神秘学っぽくて好き!
ちなみに「魔女」は、現存する職業です。気になったらルーマニアも入れてググって。
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