第5話 "Conversations with God" Book 1:1章-4:P37-43

━━━━━━━━━━━━━━━━

┌《注記》

・対話上の「ニールの言葉」には、文頭に「N:」を付けました。

└----------

━━━━━━━━━━━━━━━━

P37


医学界もこれを理解している。


これが、自分たちの生き残りのために、奇跡自体の可能性は言うまでもなく、新しい奇跡的な薬や治療法に、医学界が断固として反対する理由だ。


宗教界も、明らかにこれを知っている。


これが、不安、裁き、報復を含まない神の定義や、神への唯一の道という考えを含まない宗教の定義を、宗教界が一様に攻撃する理由だ。


私があなたがたに、あなたが神だと言ったら、宗教はどうなってしまうだろうか?


私が、あなたがたは癒されると言ったら、科学や医学はどうなってしまうだろうか?


私が、あなたがたは平和に生きるだろうと言ったら、和平調停者はどうなってしまうだろうか?


私が、世界は不変だと言ったら、世界はどうなってしまうだろうか?配管工はどうなるのか?


世界は基本的に2種類の人々からなる。あなたが望むものを与える人と、物事を調整する人だ。


ある意味では、肉屋、製パン業者、燭台メーカーなど、あなたが望むものを単に提供する人々でさえも、調整者だ。


何かを欲するということは、しばしばそれが必要だということだからだ。


だから、中毒は調整が必要だと言われる。


それゆえに、欲望が中毒にならないように注意しなさい。


N:世界にはいつまでも問題があるとおっしゃるのですか?あなたはそれを実際に望んでいるとおっしゃるのですか?


私は、世界は存在するように存在していると言っている。


それは雪の結晶が、完璧なデザインで存在するように存在しているのと同じだ。


あなたがたは、自分の人生を創造したように、世界をそのように創造して来た。


私は、あなたがたが望むことを望む。


あなたがたが本当に飢えをなくしたいと思った日、飢えはなくなるだろう。


私はそれを行うためのすべての資源を、あなたがたに与えた。


あなたがたは、その選択をするためのすべてのツールを持っている。


だが、あなたがたはそうして来なかった。できないからではない。


明日にでも、世界の飢餓を終わらせることが出来るだろう。あなたがたが、そうすることを選択しないのだ。


あなたがたは、1日4万人が飢えで死ななければならない正当な理由があると主張している。


正当な理由などない。


しかし、1日に4万人が飢餓で死ぬのを止められないと言いながら、あなたがたは新しい生命を1日に5万人誕生させている。


そしてこれを、あなたがたは愛と呼ぶ。これは神の計画だと言う。


そんな計画は、論理性も根拠も全くない計画だ。同情がないのは言うまでもない。


あなたがたがそれを選択したから、世界が今のようにあることを、私はありのままに言っている。


あなたがたは組織的に自分たちの環境を破壊している。そうしておいて、いわゆる自然災害を、神の残酷ないたずら、あるいは自然の過酷な実態の証拠として挙げる。


あなたがたは、自分自身にいたずらをしてしまっている。それは残酷なあなたがたのやり方だ。


自然ほど優しいものは何もない。そして、人間ほど自然に対して残酷なものは他にない。


しかし、あなたがたはこのすべての関与から逃れ、すべての責任を否定する。それは自分たちの過ちではないとあなたがたは言う。これはこれで正しい。それは過ちの問題ではなく、選択の問題なのだから。


あなたがたは、明日、熱帯雨林の破壊を終わらせることを選ぶことができる。


あなたがたは、地球をおおう保護層を枯渇させないよう選択することができる。


P37

━━━━━━━━━━━━━━━━

P38


あなたがたは、地球の精巧な生態系への飽くなき猛攻撃を中止することを選択できる。


あなたがたは、雪の結晶を元に戻すよう、少なくとも、その容赦ない溶解を止めるよう努力することができる。


しかしあなたがたはそれをやるだろうか?


あなたがたは、同じように明日全ての戦争を終わらせることができる。簡単に。容易に。


必要なこと、今まで必要だったことは、あなたがたみんなが同意することだ。


しかし、お互いの殺害を終わらせるという基本的に簡単なことに同意できないのに、あなたがたの命を守るために拳を振って、天に求めることができるのか?


あなたがたが自分のためにしないことは、私も何もしない。


それが法則であり預言である。


世界は、あなたがたのせいで、そしてあなたがたが行なった選択、あるいはしなかった選択のせいで、今のような状態にある。(決定しないことも決定である。)


地球は、あなたがたのせいで、そしてあなたがたが行なった選択、あるいはしなかった選択のせいで、今のような姿にある。


あなたがた自身の人生は、あなたがたのせいで、そしてあなたがたが行なった選択、あるいはしなかった選択のせいで、今のようにある。



N:しかし、私はそのトラックにぶつけられることを選択したのではありません!私はその強盗に襲われることを、あるいはその狂人にレイプされることを選択してはいません。人々はそう言うでしょう。世界にはそう言える人々がいるのです。


あなたがたはみんな、根本的に、強盗に盗む欲望、あるいは必要性を生じさせる状態の原因となっている。


あなたがたすべてが、レイプを可能にする意識を作り出している。


犯罪を引き起こした原因を、自分の中に見い出したときに、犯罪を生みだす状態を癒すことがようやくできる。


空腹の人々に食べ物を与え、貧しい人々に尊厳を与えなさい。


不運の人々には機会を与えなさい。


より良い明日という小さな約束によって、大衆を怒らせている偏見を終わらせなさい。


性的エネルギーへの無意味なタブーや制限を取り除き、むしろ、人々がそのすばらしさを真に理解し、それを適切に注げるように助けなさい。


これらのことをしなさい。そうすれば、あなたがたは強盗やレイプを終わらせる大きな役割を果たすだろう。


曲がり角から来るトラック、空から落下するレンガのような、いわゆる「事故」というものに関していえば、そのような出来事を大きなモザイクの小さな部分としてとらえることを学びなさい。


あなたがたは、自分の救いのためのそれぞれの計画を実現するために、この世にやって来た。


しかし、救いは悪魔の罠から自分を救うことを意味していない。


悪魔のようなものはいないし、地獄は存在しない。


あなたがたは、自らを実現しないという忘却から自分を救っている。


あなたがたは、この闘いで負けるはずがない。失敗するはずがない。


したがって、それは闘いではなく、単なるプロセスなのだ。


だが、これを知らないと、あなたがたは絶え間のないあがきだと見なすだろう。


あなたがたは、長い間あがいたあげくに、 そういった宗教を創造するかもしれない。


この宗教は、闘いこそがすべての核心だと教えるだろう。


これは誤った教えだ。プロセスが進行するのは闘いの中ではない。勝利を得られるのは、身を任せたときだ。


事故は起こるから起こる。



生命プロセスの特定の要素が、特定の時間に特定の方法で一体となり、特定の結果を引き起こす。


あなたがたは、その結果を、自分の特定な理由で、不運と呼ぶこともある。



しかし、魂の課題を考えれば、それらは不運ではないかもしれない。


P38

━━━━━━━━━━━━━━━━

P39


自分の特別な理由で、あなたがたはそれを不運と呼ぶこともある。しかし、魂の課題を考えれば、それらは少しも不運ではないかもしれない。


私はあなたがたに言う。偶然というものはない、「偶然に」起こることは何もない。


それぞれの出来事や冒険は、「本当の自分」を創造し、経験するために、あなたがた自身によって呼び寄せられている。


真のマスターは、みんなこれを知っている。だからこそ、神秘的なマスターは、人生の最悪の経験(あなたがたがそう定義しているのだが)に直面しても、平静でいられる。


キリスト教の偉大な教師たちは、これを理解している。イエスは十字架を恐れたのではなく、それを予期していたことを、彼らは知っている。


イエスは逃げ去ることもできたが、しなかった。


イエスはいつでもプロセスを止めることができた。その力を持っていた。しかし、しなかった。


彼は人類の永遠の救いとして在るために、十字架を選んだのだ。


イエスは言った。「見よ、私がなせるわざを」


真実を見なさい。そして、あなたがたは、これらのこと、そしてそれ以上のことができることを知りなさい。


私は、あなたがたは神だと言わなかったか?


しかし、あなたがたは信じない。自分を信じられないのなら、私を信じなさい。


イエスの十字架は、彼の慈悲の心だった。


イエスは、もし他に方法がないなら、彼を通して、全ての人々が天国(自己実現)に来れるように、世界に衝撃を与えることを願い、そう実行したのだ。


彼は悲惨さと死を打ち負かした。あなたもそうするかも知れない。


キリストの偉大な教えは、あなたがたは永遠の命を持つだろうということではなく、持っているということだ。


あなたがたは神のもとに兄弟になるだろうということではなく、兄弟だということだ。


あなたがたは求めるものは何でも持てるだろうということではなく、すでに持っているということだ。


必要なことは、これを知ることだけだ。


あなたがたは自分の現実の創造者であり、人生はあなたがたが考えるようにしか、現れない。


あなたがたが考えると、それは存在になる。これが創造の第一歩だ。


父なる神は思考である。思考は、すべてのものを生み出す親である。


N:これは覚えておくべき法則の一つですね。


そうだよ。


N:他にありますか?


私はあなたがたに、他のことも語ってきた。


私は時の始めから、あなたがたにそれらすべてを語ってきた。


何度も語ってきた。


何人もの教師を送ってきた。


あなたがたは、私の送った教師に耳を貸さないし、彼らを殺す。


N:しかし、なぜ?なぜ私たちは、最も聖なる人たちを殺すのでしょうか?私たちは彼らを殺すか、侮辱します。両方とも同じことですが。どうしてなのでしょう?


なぜなら、教師たちは、私(神)を否定するあなたがたのあらゆる考えに、立ち向かうからだ。


そして、あなたがたが自分のことを否定するなら、私を否定することになるからだ。


N:なぜ、私たちは、あなたや自分を否定したいのでしょうか?


なぜなら、あなたがたは恐れているからだ。そして、私の約束が、真実にしては良すぎると思うからだ。


あなたがたは、最も偉大な真実を受け入れることができない。


それで、あなたがたは、愛や力、受容ではなく、不安や依存、不寛容を教える精神性に、自分を落とさなければならない。


P39

━━━━━━━━━━━━━━━━

P40


あなたがたは不安で満たされている。あなたがたの最大の不安は、神の最大の約束は、人生最大の嘘うそかもしれないという不安だ。


そこで、あなたがたは、この不安から自分を守るために、最大の幻想を創造する。


つまり、あなたがたに神の力を与え、神の愛を保証する約束など、悪魔の偽りの約束に違いないと、あなたがたは主張する。


神はそのような約束をすることは決してない、するのは悪魔だけだ。


悪魔だけが、「神は恐ろしくて、批判的で、嫉妬深く、復讐し罰するものだ」と言っては、真の神を否定するようにあなたがたを誘惑するのだと、自分に言い聞かせる。


この説明は悪魔の定義にはよく合致しているが(もし悪魔がいればのことだが)、あなたがたは、創造主である神のような約束を、あるいは自分の中にある神のような性質を、受け入れないようにするために、神に悪魔的な特徴を割り振った。


それが不安の力というものなのだ。


N:私は不安をなくすように努力しています。もう一度、他の法則を教えてくれませんか?


第一の法則は、あなたがたが想像することはどんなことでも、そのようになれるし、行うことも、持つこともできるということだ。


第二の法則は、あなたがたは恐れるものを引き寄せるということだ。


N:なぜですか?


感情は引きつける力だ。あなたがたは、自分の強く恐れることを、体験する。


あなたがたが、より低級な生物と考えている動物(たとえ動物の方が、人間よりも完全性と一貫性を持って行動していてもだが)は、あなたがたがその動物を恐れていると、すぐに察知する。


あなたがたがより低級な生物と考えている植物は、大事にしてくれない人より、愛してくれる人に、はるかによく反応する。


これは偶然ではない。


宇宙には偶然はなく、壮大なデザインが、信じられないほどの "雪の結晶"が、あるだけだ。


感情は動いているエネルギーだ。エネルギーを動かすと効果が生じる。あなたがたが十分なエネルギーを動かすと、物質が創造される。


物質はエネルギーの凝集体だ。動き回り、押し合うエネルギーだ。


あなたがたが一定の方法で、十分に長い時間エネルギーを操作すれば、物質が生じる。


すべてのマスターは、この法則を理解している。


それは宇宙の錬金術だ。すべての生命の秘密だ。


思考は純粋なエネルギーである。


あなたがたが持つ思考、持っていた思考、これから持つだろう思考は、すべて創造的だ。


あなたがたの思考エネルギーは、決して死ぬことはない。いつまでも。


思考のエネルギーはあなたがたの存在を離れ、宇宙に向かって飛び出し、永遠に広がっていく。思考は永遠だ。


すべての思考は凝集する。


すべての思考は他の思考と出会い、信じられないほどのエネルギーの迷路で入り混じり、言葉にできないほどの美しさと、信じられないほどの複雑さの、絶え間なく変化するパターンを形成する。


エネルギーは、似たエネルギーを引き付ける。そして、似たエネルギーの 「塊かたまり」を形成する。


十分な似た「塊」が相互に交差し、ぶつかり合うと、それらは相互に「くっつく」(別の簡単な用語を使えば)。


「一塊になっている」理解できないほどの膨大な量の似たエネルギーが、物質を形成する。


物質は純粋なエネルギーから形成される。


事実、これが、物質の形成される唯一の方法なのだ。


いったんエネルギーが物質になると、その構造が、反対の、あるいは異なる形態のエネルギーによって破壊されない限り、非常に長い間物質であり続ける。


P40

━━━━━━━━━━━━━━━━

P41


この異なるエネルギーは、物質に作用して、実際に物質を分解し、それを構成している生のエネルギーを放出する。


これは、初歩的な言い方だが、あなたがたの原爆を支えている理論だ。


アインシュタインは、宇宙の創造的な秘密を発見し、説明し、機能化した人間で、その前後にいた、他のどの人間よりも、その秘密の近くにいた。


あなたがたは今、同じような精神の人々が力を合わせれば、好ましい現実を創り出せることを、しっかり理解するべきだ。


「二人以上が私の名によって集まっている所には、私もその中にいる」という聖書のフレーズは、はるかに意味のあるものになる。


もちろん、社会全体が、何かあることを考えると、驚くべきことが起こることがよくある。それらすべてが必ずしも望ましいものではないが。


例えば、不安に陥っている社会は、しばしば、実際的かつ必然的に、社会が最も恐れているような形で不安を生み出す。


同じように、大規模なコミュニティや集会では、合同の思考(あるいは心を合わせる祈りと言う人もいる)によって、しばしば奇跡を生み出す力が見い出される。


そして、たとえ個人であっても、その考え(祈り、希望、願い、夢、不安)が驚くほど強力なら、そのような結果を明らかに生み出す。


イエスはこれを定期的に行った。彼はエネルギーと物質を操作し、整理し直し、再分配する方法や、完全なコントロール方法を理解していた。


多くのマスターはこれを知っていた。今、多くの人々もそれを知っている。


あなたもそれを知ることができる。たった今。


これが、アダムとイブが共に食べた善悪を知る木の実だ。


アダムとイブがこれを知るまでは、あなたがたの知るような人生は、なかったかも知れない。


アダムとイヴ—これはあなたがたが最初の男と女を表現するために与えた神話上の名前だが—彼らは、人間の経験の父と母だった。


アダムの堕落と言われてきたことは、実は、彼の向上だった。人類史上で最も偉大な一つの出来事だった。


それがなければ、相対性の世界は存在しなかっただろう。


アダムとイブの行為は原罪ではなく、実のところ、最初の祝福だったのだ。


あなたがたは心の底から彼らに感謝しなければならない。


なぜなら、最初に「間違った」選択をすることで、アダムとイブは選択をする可能性を生み出したからだ。


あなたがたの神話では、イブを「悪」者にした。イブは善悪を知る木の実を食べ、そしてアダムを誘惑してその実を食べさせた。


この神話の設定によって、それ以来、女性が男性を「堕落」させたことになり、歪んだ性的見方や混乱は言うまでもなく、すべての面でゆがんだ現実を創り出している。(どうして、それほど悪いものが良く感じられるのだろうか?)


あなたがたが一番恐れることが、あなたがたを最も苦しめる。


恐れが磁石のように、あなたがたに引き寄せられる。


あなたがたが創った宗教的な信条と伝統であるすべての聖典には、恐れるなという明確な忠告が書かれている。


これが偶然だと思うのか?


法則は非常にシンプルだ。


1.思考は創造的である。


P41

━━━━━━━━━━━━━━━━

P42


2.恐れは似たエネルギーを引き寄せる。


3.愛は存在するすべてである。


N:えっ、その3番目には驚くな。恐れは似たエネルギーを引き寄せるなら、どうして愛は存在のすべてだといえるのですか?


愛は究極の現実だ。それは唯一のものだ。すべてだ。


愛の感情は、あなたがたが神を経験することだ。


最高の真実では、愛は存在する、存在した、そしてこれから存在するすべてだ。


絶対の領域に移ると、あなたがたは愛に入る。


相対の領域は、私が自分自身を体験するために、創造したものだ。


これはすでに説明した。


これで、相対の領域が現実になるというわけではない。


それは、我々が体験的に自分自身を知ることができるように、あなたと私が考案し、考案し続ける創造された現実なのだ。


しかし創造されたものは、非常に現実的に見える。


極めて現実的に見えるようにして、それが本当に存在するものだと受け入れるようにするのが、その目的なのだ。


このようにして、神は自分以外の何かを創造しようと努めた(厳密に言えばこれは不可能なことだが。神は存在のすべてだから)。


「他のもの」つまり相対的な領域を創造するにあたって、あなたがたが神であることを単に伝えられるのではなく、神であることを選べる環境を、私は創り出した。


そして、その領域で、概念ではなく創造行為として神格を体験し、太陽の中の小さなろうそく—つまり最も小さな魂—が、光として自分自身を知ることができる環境を、私は創り出した。


不安は愛の対極だ。それが最初の両極性だ。


相対性の領域を創り出すにあたり、私はまず自分自身の対極を創った。


今、あなたがたが物理的に住んでいる領域には、2つの存在、不安と愛のみがある。


不安に根ざした思考は、物理的な場で一つの兆候を生み出す。


愛に根ざした思考は、もう一つの兆候を生み出す。


地球上に生きたマスターたちは、相対的世界の秘密を発見し、その現実を認めることを拒否した者たちだ。


要するに、マスターは愛のみを選んだ人たちだ。あらゆる場合に、あらゆる時に、あらゆる状況で。


殺される時でさえ、彼らは殺そうとする者を愛した。


迫害されても、迫害する者を愛した。


これをあなたがたが理解するのは、非常に難しい。まして見習うのは、難しい。


だが、それは、すべてのマスターが今まで行ってきたことだ。


どんな哲学であろう

と、どんな伝統であろうと、どんな宗教であろうと、それが問題ではない。

すべてのマスターは愛のみを選んだ。


このような例や教訓は、はっきりとあなたがたに示されてきた。


何度となく、再三再四、あなたがたに示されてきた。

すべての時代を通して、あらゆるところで。すべての生涯を通して、あらゆる時を経て。


宇宙は、あなたがたにこの真実を見せるために、あらゆる工夫をしてきた。


歌や物語、詩や踊り、言葉や動きの中で、映画と言う動く絵や、本と呼ばれる言葉の集まりの中で。


最も高い山からそれは叫ばれ、最も低い場所でささやかれてきた。


人間のあらゆる経験の回廊を通して、この真実がこだましている。愛がその答えだ。しかし、あなたがたは聞いてこなかった。


P42

━━━━━━━━━━━━━━━━

P43


今、あなたはこの本に出会い、数えきれないほどの回数、数えきれないほどの方法で神が語ってきたことを、あなたは再び神に尋ねている。


それなら、私はこの本の文脈の中で、あなたに再び語ろう。


今なら、あなたは聞くだろうか?本当に聞くだろうか?


何があなたにこの本をもたらしたと思うのか?


どうして、あなたがこの本を手にすることになったと思うのか?


私が、自分のしていることを知らないとでもあなたは思うのか?


宇宙に偶然はない。


私はあなたの心の叫びを聞いた。私はあなたの魂の探求を見た。私はあなたが真実をどれほど深く望んでいるかを知っている。


あなたは、苦痛の中で、そして喜びの中で、真実を求めて大声で叫んだ。


あなたは絶え間なく、私に懇願した。


神を見せてくれ、神を説明してくれ、神を明らかにしてくれと懇願した。


私はここでそれを行っている。大変分かりやすい言葉だから、あなたは誤解することはない。


とても簡単な言葉だから、あなたは混乱することはない。


とても平易な言葉だから、あなたは言葉づかいで迷うことはない。


だから今、先に進もう。私に何でも聞きなさい。何でも。


私は答えが出るよう工夫しよう。


答えるために私は全宇宙を使おう。


だから注意していなさい。


この本だけが私のツールではない。


あなたは質問をしたら、この本を置きなさい。


だが、見つめなさい。耳を傾けなさい。


あなたが次に聴く曲の歌詞。次に読む記事の情報。次に見る映画のストーリー。次に会う人の言葉。


次に聞く、川や海、そして耳を撫でるほのかな風のささやき。


これらすべては私の道具なのだ。


これらの道すべては私に開かれている。


あなたが聞くのなら、私は語ろう。あなたがわたしを招くのなら、訪ねよう。


私はいつもそこにいたことをあなたに示そう。すべての方法で。


P43

━━━━━━━━━━━━━━━━


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


"Conversations with God" Book 1:Chapter 1-4:P37-43


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━━━━━

《Notice》

The words of Neale on the conversation are expressed by attaching "N:" to the beginning of the sentence.

━━━━━━━━━━━━━━━━

P37


Your medical establishment understands this, too. That is why it staunchly opposes—it must, it has to for its own survival—any new miracle drug or cure—to say nothing of the possibility of miracles themselves.


Your religious community also holds this clarity. That is why it attacks uniformly any definition of God which does not include fear, judgment and retribution, and any definition of Self which does not include their own idea of the only path to God.


If I say to you, you are God—where does that leave religion? If I say to you, you are healed, where does that leave science, and medicine? If I say to you, you shall live in peace, where does that leave the peacemakers? If I say to you, the world is fixed—where does that leave the world?


What, now, of plumbers?


The world is filled with essentially two kinds of people: those who give you things you want, and those who fix things. In a sense, even those who simply give you things you want—the butchers, the bakers, the candlestick makers—are also fixers. For to have a desire for something is often to have a need for it. That is why addicts are said to need a fix. Be careful, therefore, that desire not become addiction.


N:Are you saying the world will always have problems? Are you saying that you actually want it that way?


I am saying that the world exists the way it exists—just as a snowflake exists the way it exists—quite by design. You have created it that way—just as you have created your life exactly as it is.


I want what you want. The day you really want an end to hunger, there will be no more hunger. I have given you all the resources with which to do that. You have all the tools with which to make that choice. You have not made it. Not because you cannot make it. The world could end world hunger tomorrow. You choose not to make it.


You claim that there are good reasons that 40,000 people a day must die of hunger. There are no good reasons. Yet at a time when you say you can do nothing to stop 40,000 people a day from dying of hunger, you bring 50,000 people a day into your world to begin a new life. And this you call love. This you call God’s plan. It is a plan which totally lacks logic or reason, to say nothing of compassion.


I am showing you in stark terms that the world exists the way it exists because you have chosen for it to. You are systematically destroying your own environment, then pointing to so-called natural disasters as evidence of God’s cruel hoax, or Nature’s harsh ways. You have played the hoax on yourself, and it is your ways which are cruel.


Nothing, nothing is more gentle than Nature. And nothing, nothing has been more cruel to Nature than man. Yet you step aside from all involvement in this; deny all responsibility. It is not your fault, you say, and in this you are right It is not a question of fault, it is a matter of choice.


You can choose to end the destruction of your rain forests tomorrow. You can choose to stop depleting the protective layer hovering over your planet. You can


P37

━━━━━━━━━━━━━━━━

P38


choose to discontinue the ongoing, onslaught of your earth’s ingenious ecosystem. You can seek to put the snowflake back together—or at least to halt its inexorable melting—but will you do it?— You can similarly end all war tomorrow. Simply. Easily. All it takes—all it has ever taken—is for all of you to agree. Yet if you cannot all agree on something as basically simple as ending the killing of each other, how can you call upon the heavens with shaking fist to put your life in order?


I will do nothing for you that you will not do for your Self. That is the law and the prophets.


The world is in the condition it is in because of you, and the choices you have made—or failed to make.


(Not to decide is to decide.)


The Earth is in the shape it’s in because of you, and the choices you have made—or failed to make.


Your own life is the way it is because of you, and the choices you have made—or failed to make.


N:But I did not choose to get hit by that truck! I did not choose to get mugged by that robber, or raped by that maniac. People could say that. There are people in the world who could say that.


You are all at root cause for the conditions which exist which create in the robber the desire, or the perceived need, to steal. You have all created the consciousness which makes rape possible. It is when you see in yourself that which caused the crime that you begin, at last, to heal the condition from which it sprang.


Feed your hungry, give dignity to your poor. Grant opportunity to your less fortunate. End the prejudice which keeps masses huddled and angry, with little promise of a better tomorrow. Put away your pointless taboos and restrictions upon sexual energy—rather, help others to truly understand its wonder, and to channel it properly. Do these things and you will go a long way toward ending robbery and rape forever.


As for the so-called “accident”—the truck coming around the bend, the brick falling from the sky—learn to greet each such incident as a small part of a larger mosaic. You have come here to work out an individual plan for your own salvation. Yet salvation does not mean saving yourself from the snares of the devil. There is no such thing as the devil, and hell does not exist. You are saving yourself from the oblivion of non-realization.


You cannot lose in this battle. You cannot fail. Thus it is not a battle at all, but simply a process. Yet if you do not know this, you will see it as a constant struggle. You may even believe in the struggle long enough to create a whole religion around it. This religion will teach that struggle is the point of it all. This is a false teaching. It is in not struggling that the process proceeds. It is in surrendering that the victory is won.


Accidents happen because they do. Certain elements of the life process have come together in a particular way at a particular time, with particular results—results which


P38

━━━━━━━━━━━━━━━━

P39


you choose to call unfortunate, for your own particular reasons. Yet they may not be unfortunate at all, given the agenda of your soul.


I tell you this: There is no coincidence, and nothing happens “by accident.” Each event and adventure is called to your Self by your Self in order that you might create and experience Who You Really Are. All true Masters know this. That is why mystic Masters remain unperturbed in the face of the worst experiences of life (as you would define them).


The great teachers of your Christian religion understand this. They know that Jesus was not perturbed by the crucifixion, but expected it. He could have walked away, but he did not. He could have stopped the process at any point. He had that power. Yet he did not. He allowed himself to he crucified in order that he might stand as man’s eternal salvation. Look, he said, at what I can do. Look at what is true. And know that these things, and more, shall you also do. For have I not said, ye are

gods? Yet you do not believe. If you cannot, then, believe in yourself, believe in me.


Such was Jesus’ compassion that he begged for a way—and created it —to so impact the world that all might come to heaven (Self realization)—if in no other way, then through him. For he defeated misery, and death. And so might you.


The grandest teaching of Christ was not that you shall have everlasting life—but that you do; not that you shall have brotherhood in God, but that you do; not that you shall have whatever you request, but that you do.


All that is required is to know this. For you are the creator of your reality, and life can show up no other way for you than that way in which you think it will.


You think it into being. This is the first step in creation. God the Father is thought. Your thought is the parent which gives birth to all things.


N: This is one of the laws we are to remember.


Yes.


N: Can you tell me others?


I have told you others. I’ve told you them all, since the beginning of time. Over and over have I told you them. Teacher after teacher have I sent you. You do not listen to my teachers. You kill them.


N: But why? Why do we kill the holiest among us? We kill them or dishonor them, which is the same thing. Why?


Because they stand against every thought you have that would deny Me. And deny Me you must if you are to deny your Self.


N: Why would I want to deny You, or me?


Because you are afraid. And because My promises are too good to be true.

Because you cannot accept the grandest Truth. And so you must reduce yourself to a spirituality which teaches fear and dependence and intolerance, rather than love and power and acceptance.


P39

━━━━━━━━━━━━━━━━

P40


You are filled with fear—and your biggest fear is that My biggest promise might be life’s biggest lie. And so you create the biggest fantasy you can to defend yourself against this: You claim that any promise which gives you the power, and guarantees you the love, of God must be the false promise of the devil. God would never make such a promise, you tell yourself, only the devil would—to tempt you into denying

God’s true identity as the fearsome, judgmental, jealous, vengeful, and punishing entity of entities.


Even though this description better fits the definition of a devil (if there were one), you have assigned devilish characteristics to God in order to convince yourself not to accept the God-like promises of your Creator, or the God-like qualities of the Self.


Such is the power of fear.


N: I am trying to let go of my fear. Will You tell me—again—more of the laws?


The First Law is that you can be, do, and have whatever you can imagine. The Second Law is that you attract what you fear.


N: Why is that?


Emotion is the power which attracts. That which you fear strongly, you will experience. An animal—which you consider a lower form of life (even though animals act with more integrity and greater consistency than humans)—knows immediately if you are afraid of it. Plants—which you consider an even lower form of life—respond to people who love them far better than to those who couldn’t care less.


None of this is by coincidence. There is no coincidence in the universe —only a grand design; an incredible “snowflake.”


Emotion is energy in motion. When you move energy, you create effect. If you move enough energy, you create matter. Matter is energy conglomerated. Moved around. Shoved together. If you manipulate energy long enough in a certain way, you get matter. Every Master understands this law. It is the alchemy of the universe. It is the secret of all life.


Thought is pure energy. Every thought you have, have ever had, and ever will have is creative. The energy of your thought never ever dies. Ever. It leaves your being and heads out into the universe, extending forever. A thought is forever.


All thoughts congeal; all thoughts meet other thoughts, criss-crossing in an incredible maze of energy, forming an ever-changing pattern of unspeakable beauty and unbelievable complexity.


Like energy attracts like energy—forming (to use simple words) “clumps” of energy of like kind. When enough similar “clumps” criss-cross each other—run into each other—they “stick to” each other (to use another simple term). It takes an incomprehensibly huge amount of similar energy “sticking together,” thusly, to form matter. But matter will form out of pure energy. In fact, that is the only way it can

form. Once energy becomes matter, it remains matter for a very long time—unless its construction is disrupted by an opposing, or dissimilar, form of energy. This


P40

━━━━━━━━━━━━━━━━

P41


dissimilar energy, acting upon matter, actually dismembers the matter, releasing the raw energy of which it was composed.


This is, in elementary terms, the theory behind your atomic bomb. Einstein came closer than any other human—before or since—to discovering, explaining, and functionalizing the creative secret of the universe.


You should now better understand how people of like mind can work together to create a favored reality. The phrase “Wherever two or more are gathered in My name” becomes much more meaningful.


Of course, when entire societies think a certain way, very often astonishing things happen—not all of them necessarily desirable. For instance, a society living in fear, very often—actually, inevitably—produces in form that which it fears most.


Similarly, large communities or congregations often find miracle- producing power in combined thinking (or what some people call common prayer).


And it must be made clear that even individuals—if their thought (prayer, hope, wish, dream, fear) is amazingly strong—can, in and of themselves, produce such results.

Jesus did this regularly. He understood how to manipulate energy and matter, how to rearrange it, how to redistribute it, how to utterly control it. Many Masters have known this. Many know it now.


You can know it. Right now.


This is the knowledge of good and evil of which Adam and Eve partook. Until they understood this, there could be no life as you know it. Adam and Eve—the mythical names you have given to represent First Man and First Woman—were the Father and Mother of the human experience.


What has been described as the fall of Adam was actually his upliftment —the greatest single event in the history of humankind. For without it, the world of relativity would not exist. The act of Adam and Eve was not original sin, but, in truth, first blessing. You should thank them from the bottom of your hearts—for in being the first to make a “wrong” choice, Adam and Eve produced the possibility of making any choice at all.


In your mythology you have made Eve the “bad” one here—the temptress who ate of the fruit, the knowledge of good and evil—and coyly invited Adam to join her. This mythological set-up has allowed you to make woman man’s “downfall” ever since, resulting in all manner of warped realities—not to mention distorted sexual views and confusions. (How can you feel so good about something so bad?)


What you most fear is what will most plague you. Fear will draw it to you like a magnet. All your holy scriptures—of every religious persuasion and tradition which you have created—contain the clear admonition: fear not. Do you think this is by accident?


The Laws are very simple.


1. Thought is creative.


P41

━━━━━━━━━━━━━━━━

P42


2. Fear attracts like energy.


3. Love is all there is.


N: Oops, you got me on that third one. How can love be all there is if fear attracts like energy?


Love is the ultimate reality. It is the only. The all. The feeling of love is your experience of God.


In highest Truth, love is all there is, all there was, and all there ever will be. When you move into the absolute, you move into love. The realm of the relative was created in order that I might experience My Self. This has already been explained to you. This does not make the realm of the relative real. It is a created reality you and I have devised and continue to devise—in order that we may know ourselves experientially. Yet the creation can seem very real. Its purpose is to seem so real,

we accept it as truly existing. In this way, God has contrived to create “something else” other than Itself (though in strictest terms this is impossible, since God is—I AM—All That Is).


In creating “something else”—namely, the realm of the relative—I have produced an environment in which you may choose to be God, rather than simply be told that you are God; in which you may experience Godhead as an act of creation, rather than a conceptualization; in which the little candle in the sun—the littlest soul—can know itself as the light.


Fear is the other end of love. It is the primal polarity. In creating the realm of the relative, I first created the opposite of My Self. Now, in the realm in which you live on the physical plane, there are only two places of being: fear and love. Thoughts rooted in fear will produce one kind of manifestation on the physical plane. Thoughts rooted in love will produce another.


The Masters who have walked the planet are those who have discovered the secret of the relative world—and refused to acknowledge its reality. In short, Masters are those who have chosen only love. In every instance. In every moment. In every circumstance. Even as they were being killed, they loved their murderers. Even as they were being persecuted, they loved their oppressors.


This is very difficult for you to understand, much less emulate. Nevertheless, it is what every Master has ever done. It doesn’t matter what the philosophy, it doesn’t matter what the tradition, it doesn’t matter what the religion—it is what every Master has done.


This example and this lesson has been laid out so clearly for you. Time and time again, over and over has it been shown to you. Through all the ages and in every place. Through all your lifetimes and in every moment. The universe has used every contrivance to place this Truth before you. In song and story, in poetry and dance, in words and in motion—in pictures of motion, which you call motion pictures, and in collections of words, which you call hooks.


From the highest mountain it has been shouted, in the lowest place its whisper has been heard. Through the corridors of all human experience has this Truth been echoed: Love is the answer. Yet you have not listened.


P42

━━━━━━━━━━━━━━━━

P43


Now come you to this book, asking God again what God has told you countless times in countless ways. Yet I will tell you again—here—in the context of this book. Will you listen now? Will you truly hear?


What do you think brought you to this material? How does it come to pass that you are holding it in your hands? Do you think I know not what I am doing?


There are no coincidences in the universe.


I have heard the crying of your heart. I have seen the searching of your soul. I know how deeply you have desired the Truth. In pain have you called out for it, and in joy. Unendingly have you beseeched Me. Show Myself. Explain Myself. Reveal Myself.


I am doing so here, in terms so plain, you cannot misunderstand. In language so simple, you cannot he confused. In vocabulary so common, you cannot get lost in the verbiage.


So go ahead now. Ask Me anything. Anything. I will contrive to bring you the answer. The whole universe will I use to do this. So be on the lookout. This book is far from My only tool. You may ask a question, then put this book down. But watch. Listen. The words to the next song you hear. The information in the next article you read. The story line of the next movie you watch. The chance utterance of the next person you meet. Or the whisper of the next river, the next ocean, the next breeze that

caresses your ear—all these devices are Mine; all these avenues are open to Me. I will speak to you if you will listen. I will come to you if you will invite Me. I will show you then that I have always been there. All ways.


P43

━━━━━━━━━━━━━━━━


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る