そんな勇者の物語・人物と地名の紹介（ストーリーまとめも有ります）

（ネタバレ注意）ストーリーダイジェスト まとめ

◇そんな勇者 ストーリーまとめ【第一部】

　【第一部】

　シウト国王都に住まうライは、運は良いものの勇者としての芽が出ないまま燻っていた。そんなライが、とうとう旅に出るところから物語は始まる。

　言葉巧みに大臣から信頼と軍資金を得て、サイコロで目的地を決めた先はシウト国最西の領地ノルグー。ライはその地で持ち前の運が爆発し、最強装備とも言える『竜鱗装甲』を手に入れることになる。

　ノルグーでは騎士団長フリオやその妹レイチェルと縁を結びしばし面倒を見てもらうことになった。

　滞在中、邪教討伐に協力。その後、新たな目的『ドラゴンとの対話』の為にノルグーを旅立った。

　目的地であるディコンズの街への道程途中、立ち寄った湖に封印されていた【命の大聖霊】フェルミナを偶然救い出す。これがライにとっての真の運命の始まり──。

　ライはフェルミナと共に旅は続け、辿り着いたエルフトの街にて修行を行う。そこで知り合った魔導科学者ラジックと魔導生命体マリアンヌにより装備と戦闘技術を手に入れる。

　特にマリアンヌから伝授された【纏装】は、基本にして一種の奥義。以降、纏装はライの戦闘の要となる。

　ディコンズにてドラゴン・氷竜シルヴィーネルと戦った末に対話を成したライは、シルヴィーネルが守る覇竜王の卵の為に竜鱗装甲を手放すことを決意。以後、鍛練に明け暮れるようになった。

　故郷である王都ストラトへ帰還したライは、『シウト国王ケルビアムの退位』に尽力。更には南の大国トシューラと結託した国賊──フラハ領主ニビラルの拿捕の為に行動を開始。

　ニビラルの領地エノフラハの街へ向かう過程で知り合った獣人オーウェルと共に、エノフラハ内にある領主の館地下へ潜入。そこには尋常ならざる相手『魔術師ベリド』と『魔獣モラミルト』との戦いが待っていた。

　途中、【破壊者バベル】なる存在の強制憑依により命の危機を脱したライであったが疲弊のあまり意識を失う。

　魔獣や実験体がエノフラハの街で猛威を振るう中、人々を救ったのはライの師であり従者となったマリアンヌだった……。

　その後、マリアンヌやオーウェルがライの捜索を行うも姿を見付けることは出来なかった。

　しかし……ライとの契約により魂を繋いでいるフェルミナが『無事生きている』と断言したことにより、ライとの縁がある者達はその帰還を信じ自らの役割を果たすこと選択する。

　結局、ライは戻ることの無いまま一年半の時が過ぎるのであった……。