もう、すずめさん、今拝読するんじゃなかったです。(´;Д;`)
夕飯の支度しなきゃいけないのに涙が止まらない。
夫が帰宅する前に顔直さなきゃいけません。
二人、どっちにも感情移入してしまいました。
大谷グループにひとこと言いたい。
色んな感想がありますが……ご紹介で詳しく感想書かせていただきます。
また泣くんだろうな、私。
教えてくださりありがとうございます。m(__)m
作者からの返信
ハナスさん、読了とコメントをありがとうございます!
なんと書き手冥利に尽きる……!。゚(゚´ω`゚)゚。
この作品、教室の空気を思い出して吐きそうになりながら書いた思い出があります。
いじめはきっとなくなりません。
加害者に面と向かって注意できれば良いけれど、難しいですね。
奈々実は夕希を傷付けてしまったけれど、自分なりに戦うことを選びました。
頑張れと、作者の私も思います。
『カクヨムの天使』、楽しく拝読しています。何作か、ご紹介の中から読みました(≧∀≦)
本作をご紹介いただけるのも、楽しみにしていますね!
(この作品にお寄せいただいた、たしぎさんのレビューがめちゃくちゃエモいので、宜しければご覧ください)
編集済
最初は転校生の奈々実がターゲットになると思っていたのですが、夕希だと分かった時に、ああなるほどー、と、ちょっと騙されていました(よく騙されます)
新しい環境に入って不安な自分に声をかけてくれた、というのが大きな伏線になっているのに、色々おとなの(子どもですが)事情が分かった時にそういうの忘れて保身に走るのが人間で…。子どもの社会ではあるけど、大人の社会の縮図でもあると思います。
悲惨ないじめのシーンがあったら辛そうだなと思っていたのですが、じわじわと怖かったのは社会の屁理屈と圧力の方ですね。そこに屈して安全なところでほっとする奈々実は、そのままならいじめの共犯者になりえたはずです。この子が自分の心に正直な子でよかった。夕希を目の前にして言葉が出なくなって泣いてしまうところは痛いほど心情が伝わって泣けてきました。
このラストシーンには希望を持ちたくなりますが、同時に小さな不安もあったり…。夕希はこれから奈々実とどんな関係を作っていくのかなと。一度裏切られたと思う気持ちは金魚じゃないけどひびを入れると思います。ここからの二人が子ども社会の圧力に屈しないよう、確かな友情を育んで、学校生活を送って欲しいです。
女の子ならでは(かな?)の漫画雑誌とかお絵かきとか、そういう小道具づかいがリアルで効果的ですね。
子どもの世界の独特な繊細な感じを思い出させてくれました。
長々と失礼しました。
たしかに小学生、中学生にぜひ読んで欲しいと思う作品ですね。
作者からの返信
柊さん、コメントありがとうございます!
転校生がいじめられるということもよくありますが、初めて仲良くしてくれた子がそうだった……というパターンでした。
いじめはもちろんですが、教室で一人ぼっちになってしまうことですら、あの頃はもの凄い恐怖感があった覚えがあります。目立つんですよね、教室は狭いから。
高校生くらいになれば、あからさまないじめは多少減りますが、大人社会であっても人間は基本的に同じですね。
奈々実視点のお話なので、夕希の心境をどう表そうかと苦労しました。
仰る通り、一度裏切りを受けているわけなので、また奈々実を信用するのは少し難しいかもしれません。
でも、自分の心にちゃんと向き合った奈々実なら、この先は逃げずに夕希に寄り添えるんじゃないかなと思います。
それが、大人しい子ならではの戦いなのかな、と。
小道具を褒めていただけて嬉しいです!
色鉛筆のくだりは、実体験を織り交ぜました。
素晴らしいレビューも感激です!
本当にありがとうございました!!
サブタイトルの色彩は、少女の心の「いろ」ですね。涙の色のあとに「ゆうやけいろ」と「あけぼのいろ」があり、救われました。被害者にも加害者にも成れない傍観者と言う立場の心が、既に加害者なのかもしれません。葛藤を越えて「自分の気持ちを捻じ曲げて、大切なものを傷つけるのはもう嫌だ」の境地に辿り着く姿が、神々しく正しいと感じられます。
素晴らしい物語です。読ませていただき、ありがとうございましたm(__)m
作者からの返信
コメントありがとうございます!
サブタイトルにも触れてくださって嬉しいです(*´-`)色鉛筆っぽい雰囲気で、しかし実在はしない色の名前にしてみました。
私自身は、奈々実のような立ち位置でした。
でも、こんな風には自分を強く持てなくて、あの頃何もできなかったということが今でも消えずに残っています。
いろいろ感じ取ってくださって、こちらこそありがとうございました!!
自分にも覚えがありすぎて、ハラハラしながら読ませていただきました。
私も子供の頃転勤族だったので、初めての学校への不安とか、声をかけてもらえた時の嬉しさとか。ほんのちょっとの誰かの言動に傷ついたり、嫌な噂をされている子に何もできず黙ってたり、友達と一緒にお絵描きするのが楽しかったり…。
もう、後から後から昔を思い出して、うわー!あるある!と叫び出しそうでした。
幸い、特にいじめられたことも、いじめを強制されたこともなかったので、そこは想像の範囲になりますが…
奈々実ちゃんが、勇気を出してくれて、本当によかった!嬉しいです!
これからも色々あると思いますが。
きっと、今回のことは二人にとってとても大切な経験になったと思います。
陽澄様、非日常な世界を書かれる時も凄いけど、こういうすぐ近くに転がっている出来事を書かれる時もほんと凄いです!
リアルで繊細な表現力に、グイグイと惹きつけられてしまいます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
共感していただけて、とても嬉しいです(*´-`)
教室の空気、今思い出してもよくあの中で生きてたなぁと思います。
特に小学校中学年から中学にかけては、あの中で居場所を見つけられるかどうか、そればかりを気にしていたように思います。
私もいじめを受けたり、いじめに加担したりということはなかったんですが、仲のいい子がいじめられていました。
奈々実は私です。あの時は本当に何もできなかったなぁ……と、未だにちょっと後悔します。
お褒めの言葉、すごく嬉しいです!
どんなものを書く場合でも、リアリティが出せていればなぁと思っています。
今回もとてもご丁寧に感想をいただき、ありがとうございました!
みんなのコメントやその返信読むのも面白いです。
↓本文の内容と全く関係ないですが、ウケました
>コケコッコーかあちゃんさん(溢れ出るアグネス・チャンさん感
すずめさんの中で読んだのにはないタイプの中編でした。よかったです。いじめ問題に真っ向から挑んだ感じですね。いい終わりでした。学生たちに読ませたい内容です
作者からの返信
れいなさん、読了ありがとうございます!
みなさんそれぞれの考えが、沁み入ってきますよね。
>(溢れ出るアグネス・チャンさん感
「ちゃん」や「くん」までが名前の人にどう呼び掛けようか、いつも一瞬迷います 笑
短い作品は、現代舞台のヒューマンドラマや恋愛が多めですね。
そう言っていただけて嬉しいです(*≧∀≦*)
素敵なレビューもありがとうございました!
こんばんは。
この子との関係は終わったんだな、と。どこか自分の心の中で線を引いたあと、それをまた踏み越えることの出来る子と出来ない子とが居ます。
夕希はどうやら、前者のようです。
ただそうであっても、相手がちょっとどうこうしたからと、そう出来るものではありません。奈々実の言葉や仕草に、信頼出来るものを見つけたのでしょうね。
道徳的に、どこかに明示してあるような謝罪があったからとか、そういうことでなく。奈々実が自身の行動を悔いたからとかでもなく。
この子は私のことについて、本気で考えてくれているなと、その一点ではないかと私は思います。
別の言い方をすれば、上辺でない関心を自分に向けてくれたのだと感じたのだろうと。
大人になってのそれはまた違うのかもしれませんが、子どものいじめに憎しみとか恨みとかはほとんど関係ありません。
いじめを正当化するための方便として、利用することはあるでしょうけれど。
なんとなく気に食わないなにかがあって、その子をいじめることでなんとなく自分が多数に加わることが出来て。
いじめる対象に、強い思いなんてありはしません。
このお話で心配なのは、奈々実が強い心で夕希と笑いあったその後です。
小説の描写としては、良い方へ向かう感じですけれども、そうなればいいなと老婆心です。
◯◯菌って、いつの時代にも使われるいじめの方法のようですね。そういう誰しも見聞きした覚えのあることから、もっと細かい言い回しなど全部含めて、描写がリアルでした。
いじめがなくなることは絶対にありませんが、夕希と奈々実のように、せめて一人でも味方が出来ればその後が全く違います。
そのことを「おめでとう」と、ゆうきちゃんに伝えることが、このお話へのまとめとしての感想です。
過去作ということですが、執筆お疲れさまでした。今回もありがとうございました。
作者からの返信
ゆきはさん、読了ありがとうございます!
おおお……鋭い……!
実はこの作品を書く上で、いちばん頭を悩ませたのが夕希の心理でした。一度は奈々実に対して(というより奈々実に期待した自分の気持ちに対して)失望してしまったわけなので。
少なくとも一つ前の教室のシーンでは、「奈々実の"優しさ"」が「同情」から来るものだと思っていたはずです。
別れ際に振り返るタイミングがたまたま同じだったから、また信じてみようと少し思えたけれど、翌朝奈々実が声を掛けてくるまでは不安で堪らなかったでしょう。
この子の方を「夕希」という名前にしたのは、作者である私の祈りみたいなものでした。
仰る通り、両手放しでハッピーエンドとは言い難い、むしろ本当の戦いはこれからですね。
ばい菌とか呪いとか、当時を思い返してみると常にいろいろありましたよね。
あの閉鎖社会の中では、どうしても歪みが生じます。そこに居場所を見つけなければと思えば思うほど、息が詰まります。
この二人がこれからも生き抜いていければと、私も思います。
こちらこそ、大変丁寧かつ鋭いコメント、そして素晴らしいレビューまで、ありがとうございました!!
編集済
こんにちはv お邪魔しております(*´-`)
色々と、思い当たることがあるなぁと考えながら拝読していました。
夕希さんは歯列矯正もしていて雑誌を控えさせられている。それでも色鉛筆が抜けていることには気づかない…親の「関心」の方向が、本人の気持ちを向いていないのかなあ、とか。彼女の人との距離の取り方が下手なのは、寂しいからなんだろうなぁとか。
番長的な子も家庭に問題がありそうで、こちらはこちらで大人が気をつけないと、いずれ立場が逆転しそう…とか。
奈々実さんが勇気を持てたのはいいけれど、二人だけの閉鎖的な人間関係に陥らないように、バランスを取るにはどうすればいいのかなあ、とか(*´-`)
いやはや。十代は難しいですね、本当(^^;;
やっぱり、閉鎖的な環境はよくないと、改めて思います。
子どもの鋭くて繊細な心理描写が秀逸でした💕(*´ω`*)
作者からの返信
梓さん、読了ありがとうございます!
夕希の他人との距離の取り方、という点。確かに仰る通りかもしれません。
自分の親との距離感が、夕希にとってそもそも心地の良いものではないのでしょうね。
いじめっ子側も、ちょっと情緒不安定な感じありますよね。
いじめる側だった子が今度はいじめられる側になったり、また逆もあったり。
小学校高学年から中学にかけては特に、誰も彼も不安定なんですよね。
自意識の不確かさや、周囲から見える自分の在り方や立ち位置への迷い。
思春期とひと口にまとめてしまうと却って分かりづらいですが、そうしたことも引っくるめて、子供から大人になっていく過程の精神の揺れのようにも思えます。
丁寧なご感想、感激いたしました。ありがとうございました(*≧∀≦*)
編集済
どことなく懐かしい香りがする中での、胸が疼いてくるようなひと時の物語でした。これからこの二人がどうなるのか気にかかるところではありますね。二人していじめられてしまうのか、それとも友達ができたことによって乗り切れるのか。それでも、どうあったとしても、夕希の新たな心づもりが朝日の中で輝く心地のいいラストでした。
【追伸】
失敬。名前を間違えていましたね。
奈々実でした。
作者からの返信
千石さん、読了ありがとうございます!
昔過ごした教室の空気を感じていただけたのであれば本望です。子供時代はあの狭い社会が世界の全てで、しょっちゅう息が詰まっていたように思います。
ひょっとしたら奈々実もいじめに遭ってしまうかもしれませんが、独りぼっちでなければ生き抜ける確率は上がります。
サバイバルな学校生活も、朝日が昇ったばかり。ここに良い風が吹いてくるといいですね。
国語の教科書に載っとって欲しいお話やと思いました。
このお話が載っとれば、道徳の授業なんていらんやろ、って。
何が良くて何が悪くて、誰がキラキラしとって誰がカッコ悪いのか。
そんなもんは子供たらが勝手に感じ取るもんよね。
すずめさんは、小説に出来ることを最大限やるのが上手やといっつも思います。
作者からの返信
たしぎさん、読了ありがとねー!
こないだTwitterの方でも話しとったけど、道徳の授業ってなかなかの癌やなぁと思いますね。
学校でも会社でも、下手するとSNSでも、声のでっかい人んたの言うことがよう目立つし強く思えるもんやけど、ほんとの意味で何が強いのか、何を信じたらいいんか、自分にとっての正解は自分の中にしかないんや。
そう言ってまえて、めちゃんこ嬉しいです(たしぎみ)
胸に刺さる物語でした。
心理描写が見事でした。
難しいけど、解決しなきゃいけない問題ですよね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そう言っていただけて嬉しいです。
結局解決したわけではないので、あまりスッキリはしない結末なのですが、奈々実が大事なものを見失わずに済んで良かったのだと言い切れる世の中になってほしいですよね。