第4話 火山の上で

三日後


「誰もが予想しなかった、行方不明者0、ケガ人0、死亡者までもがいませんでした!奇跡です!地形変化により、ものすごい陸が出来ました、ただ今、調査団を派遣していますので、情報をお待ちください。」


「信じる力ってのは凄まじいものなのさ!息子がいる中、死にたくも死なせたくもないわい!」


一方、ハルは噴火のあった火山にいた。周りがキラキラしていて、美しい。


「高山病にかかるくらい高いのに、足も痛くないし、気持ち悪くもない、どうなってんだ?上にキラキラがいっぱいだ、何もかも忘れられるくらい綺麗だ.....そうだ、ここで暮らそう!」


ハルを応援するかのように、眩しい太陽が、スポットライトのように、母の笑顔のように、ハルを照らしていた。

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