hiyari

ʟᴇᴍᴏɴᴀᴅᴇ sᴀɴᴅᴡɪᴄʜ

きゅっ


「なんちゅう顔してんの」

「ん」

「アイス?」

「そ」

「お、蜂蜜と檸檬のやつじゃん、おれこれすき」

「いる?」

「全部?」

「一口」

「もらうわ」

「ん」

「ん、つめた」

「これさ、きれいに縞々なってんじゃん、どうやってんだろうね、ん、つめた」

「あ、もしかしてさっき一層ずつ食べてた?」

「え」

「さいしょ」

「あぁ、檸檬のとこ」

「やっぱ、すっぱい顔だったか、ふつうに冷たい顔かと思ったわ」

「ん、これさ、一緒に食べたほうがおいしいよね、蜂蜜のほうあんま味しないし」

「つめて、うま、あぁ、確かにそうかもな」

「もう一個食べたい」

「買い行く?」

「ん、売店行く」

「よっしゃおれもいこ」

「何食べんの?」

「え、それ」

「まじか、そんな好きなら自分で買って来いよはじめから」

「いや、それ、下にあるって知らなかったから」

「しかも最後結構食べたじゃん、もう奢りな、2個め」

「え、まじかよ、もう今月きついんだけど、あー」


・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

hiyari ʟᴇᴍᴏɴᴀᴅᴇ sᴀɴᴅᴡɪᴄʜ @lemonadesandwich

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ