第8話ぼっち

「それは、わたしにぼっちな女になれって事?」


レイカの、部屋でシズカと真司は出会い系の怖さをレイカに説明していた。


「そうじゃなくて、わたしが男紹介してあげるから。」


シズカは、レイカが意外と頑固だと思った。


「年下は嫌い!」


そう言われると高校生のシズカに取っては厳しい。


「でもまぁ、お姉さんがやりたいなら良いんじゃないですか。」


黙って漫画を読んでいた真司がボソッと言った。


「こら!バカ真司!何て事言うのよ?」


シズカは、怒り心頭である。


「だって何が起きてもお姉さんの責任だし。心配し過ぎて姉さんが結婚出来なかったらシズカ責任取れるの?」


「‥‥。」


たまに、頭にくるほど真司は物事をハッキリ言う。

 

「出会い系も捨てたもんじゃないよ。」


「真司した事あるの?」


「無いけど兄貴がしてて出会い系で知り合った人とと結婚した。」


レイカとシズカは、唖然としてしまった。


それくらい真司のお兄さんはモテモテで出会い系をやる人には見えなかったからだ。


そんな時にレイカのスマホにメールが来た。


何だ、違う人からかと思うと写メ付でメールが来た。  


写メを見てみるとレイカが大学のキャンバスを歩いてる姿が写っていた。


レイカは、ゾクッとしてスマホを落とした。


それをシズカが見て真司にも見せた。


『いつも、レイカ様を見ているプリンスより。』と書かれていた。






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