第7話シズカ

シズカが、急いで家から出ると真司が待っていた。


二人とも自転車に乗って学校まで通っている。


「あのさ、真司。姉ちゃんが出会い系やってるかもしれないんだよね。」


「ふーん、そっか。」


「ふーん、そっかじゃないわよ!危ないじゃん!」


「まぁ、リスクはあるよね。」


真司は、冷静に言った。


「今日も出会い系で知り合った人が無理心中したってニュース見た途端に顔色悪くして部屋に引きこもっちゃったんだよ。」


「そりゃ、黒だね。」


真司は、断言した。


「今日、学校終わったら一緒に説得してくれない?」


「良いよ。」


真司はアクビをしながら答えた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る