「これはストーカー？」

スマホの画面を見てシズカは真司に聞いた。

「いや、ストーカーというよりファンだな。」

「ファン？」

真司は、スマホを机の上に置いた。

「あぁ、ファン。観客席から応援してるファン。」

「キモいね。」

シズカは、軽蔑するように言った。

震えてるレイカをシズカが抱きしめた。

「まぁ、お姉さんレベルに可愛いとファンがいるのは普通でしょう。シズカにもいるんだから。」

「わたしにも？」

「あぁ、うじゃうじゃいるよ。」

真司は、表情一つ変えずに答えた。

「でも、ぼむさんは違うと思う。」

「ぼむさんは出会い系の？」

「そう、フットサルが好きでシステムエンジニアなの‥‥。」

レイカはそう言って、シズカの胸で泣いた。

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