第131話只、私に身を任せよと風は宣う

只、私に身を任せよと風は宣う

ひようひようと嘲笑うか 否 哭くのか


蒼穹を凛と均す 漆黒の烏はときを訃げる

路上の野花死 雑架 送葬

語り翔る聲 騙り欠ける身は吹き荒ぶ


伽藍堂に抜けた未知

途上にて夢を描く 風来坊 頭上にて散開

枯葉 疾う疾う 仕舞いを見たく

木の実懐く事 既に屍の朽木を膿む。

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