第78話塒巻く昼下がりの電伝虫
塒巻く昼下がりの電伝虫
ぷるぷると鳴り響き
愛も変わらず味噌捏ねた
新物のお味噌汁は
山車もない都会の喧騒
火傷するほどの嘲笑をひとり
自重する
ねっとりと眼鏡を侵蝕する
白い視界
飛び散った山海 すっきりと
多量の未来を撒き殺された
霧がかる滑走路
いつまでも飛び立てない
湿気ったズル休み
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます