昏い翳を一閃ぶった斬る

喪失の感情が恐怖と喘ぐ生への翊（よく）情

蘇る金の扉

寂し締め繰るめ背に隠さる

白き桎梏の翅はめ殺しの窓に匕の申し子は漏れ出す、

等々に

海路（うなじ）を等価する光源の愛撫

あゝ仕舞いの気色

幾つかの春夏秋冬を見てとち狂う、空に

ピンクムーン

今宵一期（いちご）

ざんざら残り香

巻く惹きは灯火で有るか桃の花色付いて、

かわいそうに、可愛かろうね。ほら

鬼退治にゆきましょ、どんぶらここに。

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