花が笑う

ある日、花を買った

贈り物だった

だが捨てられた

臭いがきついと

知らないものがある、と

喜びを踏み潰され、虚しくなった

簡単に捨てられた行為に絶望した

あの花たちは、どこへいったのだろう

忌避された花たちは、その生を全うできなかったはずだ

私は、呆然とどういう気持ちになればいいのか分からなかった

好意を無碍にされ、いらないと罵られ、褒められもせず

私はすがる『普通』がほしいです

喜んでくれる人がほしいです

私を大切にしてくれる人がほしいです

あとは、いりません

壁を作ったのは私、『普通』を作ったのは私

わかってほしいと我儘をいい努力をしないのほ、私

でも、あの花は捨てないでほしかった

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