弾が当たらない
…
……
魔法が効かない僕と上空で飛行し続ける空飛ぶ男…お互い決め手に欠けてにらみ合いが続いた。
銃を使えば僕にも空飛ぶ男を攻撃できるかもしれない。でも、あれだけの銃撃で空飛ぶ男は全く被弾していない。僕は相手がどうやって銃撃を避けたか気になっていた。
だが、何も手を打たない状況もマズい。空飛ぶ男が仲間を呼ぶ可能性もある。
僕には仲間がいないが、相手は四天王とか言う地位がある。部下もたくさんいるだろう。数で押されたら負けてしまう。
まずは実証あるのみ。僕自身が体験してみないと空飛ぶ男の能力が分かるとは思えない。倒れた傷男から銃を拝借する。
拝借したはいいが、使い方がわからない。どうやって打つんだ?引き金を引くのはわかるが、銃が安定しない。これでは当たるものも当たらない。
「…グッ…ローラン。…打つ際はストックを肩に当て…頬で支えるんだ…」
なるほど、体を使って銃を支えるのだな。傷男の教え通りに銃を構えて空飛ぶ男を目掛けて撃った。
当たった!…かに見えたが、弾がすり抜けた。
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