第10話【異世界を守るのも仕事だぞ☆ミ】


私の名前は朝熊弓弧。

朝起きたら突然、異世界に飛ばされてしまった!!


何やかんやあって、異世界を救う事になった私は、悪の組織【魔王軍】を倒すべく単身挑むことに――――


我は死天王の1人【混沌のバルクス】

さぁ――――死合おうぞ!!


【~戦闘開始から48日後~】


「人間よ……中々やるではないか。我の魔剣【闇烏-ベルフェニックス】を喰らって無傷などあり得ぬはずだが……それが魔法少女の力とやらか?」


長期間闘った跡が数キロ先まで残っていたが、疲労し息を切らすバルクスに対して、ユミコは肌のケア、並びに脱毛処理にいそしんでいた。

バルクスの言葉に大し、ピンク色のカラコン

を左眼に入れながら答える。


「ん、変身ってかまだ私服だけど?、こんな薄皮破れたくらい大したことないよ?」


古いコンタクトレンズを音速でバルクスに投げる、肩に当たり後ろの岩山が崩壊し粉々に散りゆく。

だが、男バルクスたるもの敵に弱さを見せず、死天王らしく戦死する覚悟を見せる。


「ぐぬぉぉぉおお!!……せめて一思いに殺せ!!魔王様にこんな姿は見せれぬわ!!」


だが敵に情けをかけない、血も涙もない【☆魔法☆少女ユミコ☆ミ】は、それを丁寧に断った。


「それじゃダメダメ。あんたら死天王だろ?生かしといてやるから、あと三人呼べよ」


混沌のバルクスは困惑した。

何故ならが全員生きていたからだ。


「まさか――――この【混沌のバルクス】を最初に挑んだのか?」


リップクリームを塗りながら、ユミコは可愛らしく頷く。


「うん!!めんどくさいから、ラスボス手前の所まで飛んできた!!」


睨み合う2人を見つめる崖の上には、3つの人影があり、その3人はゆみこに対して挑発を仕掛ける。


【竜蔦のベライザ】

『そんなんじゃ魔王様にはかてませんわよ?』


【死死舞のパリシ】

『死死死死死死死死死!』



【覇将のペコリーノ】

『あの程度の実力など、笑止千万なり!!』


「高みの見物とは、ナイスな演出してくれるじゃねぇか?3人纏めて相手してやるから降りてこいよ!?」


(((混沌のバルクスは我ら死天王で最強――――否、魔王様を除けば魔界一の強者……つまり我らでは勝てない)))



【参考資料 マジカル☆パンプアップ☆ユミコ☆第10話↓】


【死闘開始から1分経過~】


四天王A「ぐっ......我もここまでとは......」


ユミコ「大したことないなお前。あと三人居るんだろ?出せよ」


四天王B【お前の実力はあんなもんか】


四天王C【見させてもらいましたよ】


四天王D【真愚かの極みなり】


ユミコ「いいから、三人まとめてこいよ」


四天王B.C.D【Aは、四天王中最強と言われる即死系魔法の達人......つまり我らの......(以下略】


ユミコ(即死だと......だから周りの魔法少女達が倒れていたのか......許せない!!)

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