第7話【束縛な女はモテない】


【鎖の魔物=危険度level-Ⅱ人型】


「貴女が噂の【測定不能アンノウン】ですね。貴女を倒せば私も幹部昇格ですね。フフフッ」


【クネクネ】と体を捻らせながら喋る魔物は、恍惚な表情で弓弧を舐め回すように見ている。


「あんま、見るなよ。この変態ヤロー」


平然と睨み付けると、中指を立て一喝する。

その一言に腹を立てた魔物は、弓弧に巻き付くと自慢の体で締め上げる。


「私のお味強度はどうかしら?この世界でもっとも硬い物質【カーバイン】よ。硬度はダイアモンドの約3倍、か弱い女の子の力では到底―――」


【それから数秒後】


何事もなかったように弓弧は、自動ドアを通るように歩きだす。

その姿は実に自然であり見惚れてしまいそうで、モデルのように鎖のアクセサリーを手にジャラジャラと持って居酒屋我が家へと向かう。






【参考資料 マジカル☆パンプアップ☆ユミコ第7話↓】


鎖使いの魔物「私特製の鎖は、強度がもはやダイアモンド並み。そう簡単には抜け出せん。」


ユミコ「これはそんなに丈夫なのか?」


鎖使いの魔物「さぁ、魔法少女の力の秘密を教えてもらおうか」


ユミコ「こりゃ、まあ硬そうだな......」


鎖使いの魔物「フハハハハッ泣き言はその鎖を......」


【魔物との会話から30秒後】


ユミコ「血まみれの鎖着けて、居酒屋入れんのかな?」


ユミコ「大将~生1つね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る