第6話【魔法少女は人気者】
収容人数3万人を誇る巨大ドーム【マジカル☆ハウス】は満員となり各メディア用の、【カメラマン】や【録音機材】、【事務所関係者】とその他大勢のファンでごった返しており、ドーム外まで【声だけでも記憶に残したい……】という、熱烈なファン総勢1万人が周囲を多い尽くしていた。
各々が人気を得るため商業戦略を練り、キャッチコピーや衣装など、自作するものやプロのスタイリストに任せる者もいる。
耳を澄ませば聞こえてくるだろう。
大歓声に混じって、少女たちの
「みんなの心に~マジカルほい♪」
その瞬間、彼女のファンは貧血で倒れるものや失神し運ばれるものが多数いたが、いまだその興奮の熱は覚めずにいた。
「皆さんお待ちかね!!今回のメインヒロインのご登場です!!」
アナウンスがかかると、
モデル顔負けのスタイルに整いすぎた顔立ちは老若男女全ての人種に人気があり、彼女の公式ファンクラブは200万人を越え、一度動画をあげれば5分で1億再生されるほどのまさに
30曲およそ3時間を越えるアピールが終わり、閉式を行おうとしたその時だった。
ドームを突き破り中央の舞台へとまるで隕石の如くヒーロー着地をする、1人の少女がいた―――
突如現れたその女は、魔法少女達のマイク数十を一度に持つと地鳴りの様な声を発する。
「お前らー!!投票しねぇと住所【月】にしてやっかんな!?あとよー、私と悠里香以外に投票した奴はもれなく私の
そう―――彼女の名は【
【第142回♪魔法少女☆キラキラ★総選挙】
7年連続1位
【マジカルジム所属】「ユミコ」(
【参考資料 マジカル☆パンプアップ☆ユミコ第5話↓】
魔法少女A「皆のハートにマジカルほい♪」
魔法少女B「夢の中まで私で満たしてね~☆」
ユミコ「投票しないと、お前家の住所【月】にすんぞ」
【第142回♪魔法少女☆キラキラ★総選挙】
7年連続1位
【マジカルジム所属】「ユミコ」(63500票)
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