第80話 不器用な生き方、それでも。
胸に鋭く走る痛みに
両手でそっとフタをして
視界を遮るように
ゆるく瞼を閉じた
気づかなければなかったことと
変わらないさなんて笑って
傷口が閉じて瘡蓋になるまで
息を殺して生きて
増えていく傷跡には目もくれず
飲み込んだ涙の海だけが
誰にも知られることのないまま
寄せては返していくだけ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます