こちらは、70年モノの恥となっております。

私が知っている真実よりも、あなたが知っている真実の方が重い。

いかなる場合であっても、想像力の秤は他者に傾く。

絶対的な自己への信頼感がじわりじわりと、砂時計のように社会へと落ちてゆく。

そうして積みあげられた老人の口から出る言葉は、まるで世間の代弁者。

そこにきっと実体はなく、価値がない。


だからこそ世間の正義になぞる必要なんてないと思う。

根拠のない自信から紡がれた言葉はいつだって面白いのだから。

つまらなさは正義とは程遠い。面白くないヒーローは話題にも挙がらないだろう。

暴論でも構わないから、目が覚めるようなパンチを炸裂させてくれ。


感情をナマにして文字を書くことだけは自由だ。

せめて今だけの正しさを許す限り書きたい。

最低限自分が年寄になった時に見て、楽しめるコンテンツになると思う。

恥も感じない年頃になれば、交換日記のように回し読みするだけでも楽しそうだ。

そんな遊びに付き合ってくれそうな仲間と、そんな年齢になるまで仲良くしたいな。

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