ムービースター
舞台で最も目立つ役立たず。
例え端っこでも、気付いた観客は主役そっちのけで見てくれているよ。
何で動かないのかな??
何を見ているのかな??
きっと自分が舞台に立っていることをまだ知らないのだ。
観客の気分で人生を悟って、他人の生み出す演劇の評論家になってなお、世を憂う。
自分が最高のコメディアンになっていることも知らずに、今日も教室の一画に出演する。
光が影を好むことを知れば、影は夢中になって踊り出すだろう。
その踊りが滑稽でも、めちゃくちゃでも、沈黙と不満を垂れ流す三流役者よりは面白くないんだ。
自分が面白くってたまらないほど狂い演じれば、観客はそれに比例するように冷めてゆくもの。
そうして光と影が逆転したとき、あなたはようやく観客として椅子に座れるんだよ。
あなたは笑いを取りたかったのではなく、笑いたかったんだ。
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