青色で塗った地球の絵

満たせ、満たせ、満たせ。


満たされたときに終わるのならば、本能でもって隣人を満たせ。


満たすために満たされることを望むなら、まずはよく眠り、手間のかけられた食事をとって、朝日と夕日を眺める日々を送るといい。

きっと三日目の朝には傷は癒えるだろうから。


蒸気にも成りかねたあまり水があるならば、埃被った古びた碗に一滴の雫を捧げよ。


湿り気が虫の気を招き、虫は雨雲を呼び寄せるから。


雨音に耳をすませ、ニュースから流れ出る雷鳴にすら幸せを感じるならば、最早乞食のように杯を天に掲げることも無いだろう。


あなたは器であり、雨雲であり、幸せをもたらす海そのものなのだから。

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