ジャンプ!! 愛の四要素について
とある心理学者が掲げる愛の4つの要素。
配慮。
責任。
尊敬。
知。
二元論で補強されたこの理論は確かに分かりやすい。
母が子に対する配慮のように。
愛するもののために自戒を設けるように。
目の前の人間の未来に期待するように。
そしてそれらを的確に与えるために知る必要がある。
肉体的な性欲でもなく、愛は精神的なそれであって、両者が補完するところ。
合一によって満ち足りると彼は説いた。
だけど、それほど複雑に考えて愛を行う者はどれだけいるのだろう。
少なくともこの愛は、例え知らなくてもすることが出来る愛なんだろう。
愛情深い家庭で育ったものならば、そういった人に恵まれた者ならば、とうに身に付けているものだ。
残念なことに僕はこういう風に愛を捉えていなかったから新鮮だった。
細分化するのが学問なら、フィルターをかけて飲み込みやすくする行為が学習だ。
だから、自分なりの愛を創ろうと思う。
僕は動物が好きだ。
春の季節に、雄がフラれても、フラれても雌に向かってチャレンジする姿を見ると勇気が沸いてくる。
愛は人にだけあるものではない。
なのだとおもう。
人間の愛だけが愛だなんて傲慢だ。
恐らく愛は挑むことなのだと思う。
出来る限り相手のことを考えて、与える行動をする。
それが届くか分からないけれども、全力で。
まるで対岸が見えない崖に跳ぶように。
もしも跳ぶように生きることが出来るなら。
カッコいいのにな。
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