『次なる生物』ペンタゴナル(エネミー)
新たなる生物、襲来す。
(ビット)
・顔
明るい灰色の外骨格、頭部には青い目が二つ。鼻に当たる部分から前方へ伸びる五角錘状の頭部をしている。
この錘は花弁のように展開し、内部には軸と花弁からパラボラアンテナのようになる。
・体格
平均210cm 278kg
直立した人間型で、細い首や厚みのある胸、くびれなどから女性的なフォルムに見える。ただし構成するのは鋭利な多面体で、ポリゴンか人工物にしか見えない。
肘から先が先の鋭い五角錘状の突起となっている。
足もつま先とかかと部分が五角形で、ハイヒールを履いているかのように見える。
外骨格を構成するのはシリコンであり、半導体に似た構成をしている。また体内は独自の合金が複雑に捻じれ合っており、血液の代わりに電流が流れている。
一切の水分を持たない。
・服装
全裸、服を着るという概念自体が存在してない。
・ベル
体内内部に溶け込んで一体化している。
なのでデュエルでは死亡しなければ敗北にはならないが、自分の意思で信号を止めることはできる。
コンピューターを食べさせた場合、その機能を一部引き継ぐことがわかっており、それを利用している。異世界を超える通信技術なので、他の異世界の存在とも会話できている可能性がある。
・職業
生物実験の成果物
・経歴
生物を改造や変異させるのではなく、0から生み出そうとするプロジェクトで産まれた全く新しい生物群。
具体的にはチートにより作り出されたナノマシーンと人工知能を異世界に閉じ込め、人間をはじめとした各生物を送り込んでその構造を学習させ、似たようなものを作らせた。
そうして産まれた成果物、その中で雑兵であるこの群は繁殖力はないとされ、コントロールできているという証明のため、今回の戦争に投入された。
しかしながら研究者も把握しきれていない独自の暗号通信を行っており、加えて彼らは他の生物を生物とみなしていないらしく、コントロールと言うよりも偽情報でだましている、に状況は近い。
・性格
本能通りに動く。
『分散せよ』の命令から『敵発見』の命令を受けて戦闘となる。それらが無くなり次第戦闘そっちのけで活動を始める。
・能力
重く硬い体を強力なパワーで動かしており、スピードは普通。
視覚の他に電波を感じ取る能力があり、それを用いて仲間とも連絡を取り合っている。
主食は金属とガラスなど、膨らんでいる胸が展開して口となる。
ヒートカッター、両腕の突起に電流を流して過熱し、切れ味を上げる。戦闘以外でも土木作業にも用いる。
プラズマキャノン、展開した頭部より発射される青色のプラズマ火球、チャージ時間が長ければ威力も上がる。
マザー製作、一定数の個体が集まり、かつその中に繁殖力を有するマザーがいない場合、合体が始まり、マザーが産まれる。
濡れると漏電し、弱体化する。
・口癖
こちらの言語による会話は不可能。
彼らの言語は情報を共有するだけのもの。
(マザー)
・顔
ビット同様に五角錘な頭部。ただし目は各辺に青い二つずつ。
後頭部に当たる部分に後方へ伸びるアンテナ上の触覚が一対生えている。
その他、基本はビットと同じだが、個体差がかなり出る。
・体格
最大1700cm 体重測定できてない。
ビットに比べて大型化、両肩には左右に突き出るように五角錘が伸び、胸は控えめに、腰は括れて下半身はスカートのように広がっている。
両腕は長く、立った状態で地面を掘れる。左右それぞれ五本指を持ち、関節などは人間と同じ。
下半身はスカートに見えて内部は巨大な口で、調律した状態で地面を食い続けている。
控えめな胸は食べた量に合わせて膨らみ、一定以上になると左右に開いて中より新たなビットを産み出す。この次世代ビットは個体差があり、オリジナルとは異なる能力を有することがある。
・職業
突然変異
あるいはこれが本来の生態
・経歴
ビットが一定条件下で合体した姿。
完全な新発見であり、詳しい生態はわかっていない。
・性格
産み出したものも含めて周囲にあるビットへ一律命令でき、それで自分を守らせる。
生態はありの女王に似ている。
・能力
オーロラフィールド、自分を中心に強力な電磁波を周囲に発する。上空だけでなく、地上にまでオーロラが発生する。
ビットからすれば栄養を受けている状態、だが水がこれを受けると電子レンジの要領で加熱され、全身が大やけどとなる。連続展開はできない。
アナザーコマンド、通常とは異なるプログラム言語によるハッキング、ファイヤーウォールを容易に突破できるものの、相手もよくわかっていないため強力な妨害プログラム止まりとなっている。
ニューゲート、顔が展開した状態で発せられる強力な電磁波により、異世界への扉を開く。その中は更に強力な電磁波が渦巻いており、水分を有するものはくぐる前に黒焦げとなる。
巣別れの要領で異世界へと渡り、テリトリーを広げてゆく。今、叩かないと鼠算式に異世界が占領されてゆく。
・口癖
我が命に従え(プログラムが辛うじて拾い上げた意味ある言語)
いわゆる機械生命体です。
魂があるかどうかはお任せします。
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