『当たり屋』イッテーナ・ドコミテヤガルフ

盤外戦のならず者


・顔


青い瞳に色白のスキンヘッドで全身が細かく傷だらけの男。それもまだ治り切っておらず、かさぶたや滲んでいるのも多い。


縦長の円柱な頭に充血した目、つぶれた耳、歯並びも悪い。


・体格


185cm 98kg


筋肉質で鍛えられているが、それ以上に傷が目立つ。


歩き方や所作から軍隊経験があると見て取れるが、決して一流ではないともわかる人にはわかる。


・服装


目立つオレンジの服という以外は軽装で、これと言って特出すべき点はない。


・ベル


ペンダントとして首から下げている。


・職業


当たり屋


・経歴


北の大地の元軍人、そこでシステマを学ぶも、性格の問題から追放された。


しかしそこで得た技術を用いて当たり屋として裏の世界に入り、かなりの荒稼ぎをしてきた。


ターゲットにカンパニー幹部を狙ったのが最初の接触で、その技術にほれ込み、今回の戦争への参加を土下座で依頼した。


契約には戦うことは入っていない。


・性格


卑怯者で人間の屑。


ただ自分がどうすれば得するか、有利になるかだけを考え、他者について考えることはない。


一方で自信家でナルシスト、誰を相手にも一歩も引くことのない度胸だけはある。


・能力


システマ、習ったのは基礎の基礎だけだが、主軸である力の受け流しだけは習得している。結果、受けたダメージを体の他の部分へ散らすことができる。


実際のところ、ダメージの総量は変わらないが、より重要性の低い箇所へ、心臓から背中へ、受け流すことで生存率が上がる。少なくともトラックにはねられた程度では怪我はしても後遺症も残さないでいられる。


加えてアレンジとして皮膚へ流れを集中することで浅い傷なのに派手に出血させることができ、被害者アピールに箔をつけている。


基本は、目撃者のいない状況で突如として血だらけとなり、やられたと訴える。そして水掛け論に引きずり込み、最終的にはダメージの見た目から同情を奪い、かつ長期化を面倒がる相手から手切れ金として金をむしり取る。


今回の戦争では『デュエルの合意前に攻撃された』と訴えることでジャッジキルを狙う。少なくとも、それでごねている間は相手を拘束でき、無力化できる。もしもデュエルにまで流れてしまっても即降参し、あれがなければと後々まで遺恨を残すつもりでいる。


交渉は常に強気、恐怖はあっても、相手が何者でも一歩でも弱さを見せれば負けると知っているからこそ、強く上から法外な値段を吹っ掛ける。


・装備


ナイフ、ポケットの中に入れて自分の手を刺し、その傷を流して派手に演出している。


・口癖


てめぇ、人様にこんな怪我させておいて銭置いてかないつもりか?


これっぽっちで何だって?


いいから銭払えよこの加害者が。



かなりのくせ者です。


純粋な戦闘では雑魚扱いかもしれませんが、攻略はかなり難しいかと。


ある意味で参加者様への挑戦です。

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