最近思う効果的な攻撃戦術
野球は「相手より1点以上得点で上回り、それを守り抜く」ことによって試合に勝つゲームです。前提条件として得点を取らない事には当然ながら勝てません。と言う事で、CSや日本シリーズ、ワールドシリーズを見て考えました。
「効果的な攻撃は何なのか?」
1:ランナー1塁の時は「ランエンドヒット」をかけるようにする。
2:無死または1死1・2塁の時は「ダブルスチール」をかけるようにする。
と言う事に行きつきました。
1:は「ランエンドヒット」なので、基本「盗塁」です。打者は無理にボールを振る必要はありません。むしろ「いい球」だけヒッティングをします。明らかに、足の遅い走者の場合は多少のボール球でも手を出すべきですが、それ以外はボール球は見送り、盗塁の結果を待ちます。
何よりのメリットは「併殺打」の可能性が激減するというところに重点を置きます。(三振併殺は避ける)どうしても「併殺打」は攻撃の士気が下がります。例え走者が盗塁に失敗してもアウトカウントが1つ増えるだけで、成功したときのメリットと「併殺打」が減るメリットを考えたら、行ってこいでも安いものです。
また仮に走者が盗塁に成功して打者が安打の場合、一気に1・3塁になる可能性が高いです。走者がアウトになっても、投球を見送れば、打者にはその後通常通り攻撃できるし、打者が内野ゴロを打った場合は走者は1塁からスタートしているので、野手が2塁に送球する可能性も通常時より減ると考えられますから、2塁にも走者が残る確率も高まります。打者走者としても1塁に残る可能性が高まります。ここで重要なのは、
・打者はボール球になるべく手を出さないこと
・打球を転がすこと
に留意します。特にヒットを打つ意識は必要なく、「あわよくば」の感覚で十分です。深い内野ゴロでいいのです。結果的には1死使って1塁または2塁に走者が残るだけの場合が多いですが、単に送りバントをして相手にアウトを上げるよりもチャンスメイクには効果的な策だと思います。
2:の「ダブルスチール」も基本的な考え方は「併殺打」を減らすことが主な目的です。この場合、走者のうち1人しかアウトになりません。ボールは1個しかないのですから、盗塁で「併殺」はまずあり得ません(打者が三振でない)。と言う事は攻撃側のデメリットは「1アウト増える」のが上限です。逆にメリットとしては「走者2・3塁になる」「2塁もしくは3塁に走者が残る」それと何よりも「併殺がない」ということになりますから、1アウトと言ってこいでもメリット上おつりが来るくらいです。
仮に1死1・2で、3盗失敗であっても、2死2塁になりスコアリングポジションにランナーが残るわけです。そう考えると「お得」な攻撃策だと思います。
策を講じるとき、どうしても「失敗するリスク」を見がちですが、攻撃なのですから「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ともいうので、「成功時のメリット」を追いかけるのもアリだと思いますがいかがでしょう?
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